FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

武市のなぜなにFX

最新の記事

第550回 完全に膠着しているが、「ブレイクの時」は近い…!?

2019年02月22日

 先週の当欄で記したように「悲観する必要」はありませんでした。しかし「すぐさま持ち直すのは期待薄」とも記したように、 本稿執筆時における今週のドル円値幅は“わずかに52.9 pips(これは2012年1月第2週以来の最小幅)”に留まっており、「楽観には程遠い」という状況も続いています。

 下値を支える主な要因は「米中通商協議への期待感」と見られますが、一方で上値を押さえる主な要因も「米中通商協議への不透明感」と見られます。なかなか決着がつかない要因を背景にしているだけに、「下値は堅いが、上値も重い」はある意味で致し方ないのかもしれません。

 ただ“頭打ち”のキッカケとなった「米小売売上高の大幅悪化」は、10年ぶりの好決算となった「ウォルマート11-1月期決算」で大きく緩和しました。アップデートが進む「IMM通貨ポジション」も、円ショート(売り)がさらに減少(年末段階:10万枚超⇒1/15段階〈先週記載分〉:4.6万枚⇒1/22段階〈現時点の最新〉:3.3万枚)しているのが窺えます。先週よりも「ポジション調整のみの急落はさらに期待薄」な状況であり、少なくとも「仕掛け的な円買いも入りづらい」と見るのが自然ということになります。

 再び“110.80-111.00円”に分厚いドル売りオーダーが展開しているやに聞き及びますので、“上値の重さ”が前面に押し出されているのは事実です。これが「イメージは下方向」「戻り売り」につながっている訳ですが、イメージ的な“上値が重い/下値が堅い”を、テクニカル的に見るための“上値切り下げ/下値切り上げ”に置き換えると、実は“前者が2回(20日~21日)”に対して、“後者は4回(今週に入ってからずっと)”という状況になります。

 先行き不透明感が漂っており、方向感もまだ定まっていませんが、それでも膠着している分だけ「エネルギーは溜まっている」と考えるのが自然です。そして「決め打ちは禁物」であり、「後は結果次第」という面もありますが、こうなるとそれは、やはり「上方向」と見て対峙したいところです。「ブレイクの時」は近い…!?


※当コラムは毎週金曜日の更新です(金曜日が祝日の場合は休載となります)。

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

コラム一覧

鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意

パートナーズFX、パートナーズFXnanoおよびCFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格とには差額(スプレッド)があります。

取引手数料は無料です。ただしパートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの受渡取引に限り、1通貨単位あたり0.10円の手数料をいただきます。

パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの証拠金は、為替リスクを想定し通貨ペアごとに当社が定める額と、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうちいずれか大きい額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。

CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.7%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,700円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 武市のなぜなにFX > 第550回 完全に膠着しているが、「ブレイクの時」は近い…!?