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第559回 目先『上値が重い』が先行も、いよいよ『上値追い本格化』…!?

2019年04月26日

マネーパートナーズからのお知らせ:次回更新はゴールデンウィーク後、5/10(金)の予定です。


 『上値は重いが、下値も堅い』の膠着を経て、ようやくドル円は“年初来高値”を明確に突破しました。その後は“利益確定売り”、そして“ポジション調整”にて急速に押し戻されましたが、“200日移動平均線(111.50円水準)割れ”ではすぐに買い戻されるという動きも見られています。

 チャート形状は『一旦、上値を確認』と捉えられやすく、スケジュール感的には『もう一段の下値追い』も懸念されるのは事実です。これに「フラッシュ・クラッシュのイメージ」が残っているとあっては「なおさら」でもあり、目先は『上値が重い』を強いられる可能性が高いのは否めないところがあります。それでいて『大きく崩れる』には至らないのは、やはり前回も記した『テクニカルの後押し』が影響していると考えるのが自然です。

 「日足・一目均衡表の三役好転」「200日移動平均線を突破」「20日移動平均線が上向き」…。いずれも“上昇シグナル”とされるものですが、現在はこれが“全て出現”している状況になります。昨日は“200日移動平均線”を割り込む場面も見られましたが、すぐに反発したことを考えれば「維持されている」と考えるのが自然です。そうなると“昨日安値(111.376円)”は、「4/10~4/24の61.8%押し(111.436円)」をすでに達成しており、「3/25~4/24の38.2%押し(111.370円)」ともほぼ合致ということになりますので、『すでにいい処まで押した』と見ることが可能ということになります。

 もちろん「国内10連休」というスケジュール感が払拭されるわけではありませんので、目先の『上値が重い』が消えてなくなるわけではありません。それでも「時間が解決する」類の懸念であるだけに、ドル買いを志向する向きとしては『支えるだけでOK』『無理に押し上げる必要なし』であるのに対して、ドル売りを志向する向きは『是が非でも押し下げなければならない』と、立場の違いは顕著です。流動性が乏しい時は『何が起こるかわからない』という怖さはあるが、『上昇トレンド本格化の兆し』が続いている状況では『そこまで重篤ではない』…?

 決して『楽観はできない』ものの、『フラッシュ・クラッシュは取り越し苦労』、そしていよいよ連休明けより『上値追い本格化』との期待をもって、「国内10連休」という特異なスケジュールに臨みたいところです。


※当コラムは毎週金曜日の更新です(金曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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