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マネパ為替分析 日刊レポート

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少なくとも“下値追い”は緩んだ…!?

2019年07月12日

◆107円台突入も、「仕切り直し」…

 前日の流れそのままに“107.857円”へと下落したドル円でしたが、やはり「仕切り直し」でした。
 欧州タイムには“108円台”を回復し、そしてNYタイム中盤には“108.531円”へと値を戻す「往って来い」を演じています。
 この背景にあるのは、前日に復活した“大幅利下げ観測”が後退したことと、そして株高に伴う“リスク選好姿勢”があります。


◆“大幅利下げ観測後退/リスク選好姿勢”がサポート

 昨日発表された米CPIは、食品・エネルギーを除くコアが事前予想を上回り(+0.3%)ました。
 これは“2017年1月以来”の数値であり、「50bp利下げの正当性」を謳うには“少々微妙”といわざるを得ません。
 こうして米10年国債利回りは“心理的節目(2.10%)”を突破、米30年債入札の不調に引っ張られる格好で“2.14%台”へと水準を切り上げました。

 一方、後退したのは“大幅利下げ観測”であり、パウエル議会証言で台頭した“米利下げ観測”そのものではありません。
 このため“株高”は健在であり、史上最高値を更新したNYダウに引っ張られる格好で“リスク選好姿勢”も鮮明となっています。
 “大幅利下げ観測”の後退、“リスク選好姿勢”…、ドル円をサポートするには十分な要因といえます。


◆まだ材料は足りないが…?

 もちろん“上値が重い”を払拭するには、「まだ材料が足りない」と考えるのが自然です。
 「50bp利下げ」は後退しましたが、まだ「年内利下げの回数」は定まっていないと考えるのが自然だからです。
 しかし少なくとも“下値追い”は緩んだ…?

 「株価動向/米国債利回り動向を睨みながら…」は続き、「イメージは下方向」も変わっていませんが、「悲観する必要なし」と見たいところです。


※日本の祝日は更新をお休みいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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