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マネパ為替分析 日刊レポート

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“期待”と“不安”が交錯する週末…!?

2019年07月26日

◆ドラギ発言で乱高下 - 最終的に“金利主導のドル買い戻し”が優勢に…

 注目のECB理事会は、「金利は据え置き」「フォワードガイダンスは修正(少なくとも2020年前半まで、現行もしくは“それ以下”の金利水準を必要な限り継続)」とされました。
 “概ね想定通り”の結果といえますが、ただその後に行われたドラギECB総裁発言が“波乱”を演出しました。

  『今回は利下げを議論しなかった』
  『次回(9月)会合時のスタッフ金利見通しを確認後、最適な判断を下す』

 この発言を機に「過度な欧利下げ期待感」は後退し、これが“欧州株安→米国株安”をもたらしました。
 ところがマーケットの関心は「金利見通し」に向いていることもあり、株安を背景にした“リスク回避姿勢⇒円買い”は目立つことはありませんでした。
 逆に“欧州国債利回り上昇⇒米国債利回り上昇”は注目されることになり、“欧利下げ観測緩和⇒過度な米利下げ観測後退”は囃されました。
 こうしてユーロドルでは“ドル売り”が先行したものの、“金利主導のドル買い戻し”が次第に優勢となり、ドル円は“108.750円”へと上値を伸ばしていきました。


◆結果次第で「米4-6月GDP」は、上下どちらにも揺れ動く…?

 本日の注目は「米4-6月GDP」であり、事前予想を上回るようなことがあると“もう一段の巻き戻し”も期待されるところです。
 一方で4-6月といえば、米中貿易摩擦が激化した時期と合致します。
 直近の米経済指標は改善傾向が目立っていますが、だからこそ下回るようなことがあれば
 “7月50bp利下げ観測”“米年3回利下げ観測”が再燃してもおかしくない…?

 本日はFOMCを控えた週末に当たりますので、「積極的な売買は手控えられる」と考えるのが自然です。
 “ポジション調整”が大きく入る展開はそれほど懸念しておらず、一方で“もう一段の巻き戻し”への期待も相当なものがありますが、それと同等あるいはそれを上回る?不安も存在していることは、頭の片隅に置いておきたいところです。
 あくまで“一時的な見方”と考えますが…?


※日本の祝日は更新をお休みいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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