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「Brexitショック-フラッシュクラッシュを結ぶトレンドライン」が機能するか…!?

2019年08月05日

◆一旦戻すも、「米中リスク」で下値拡大…

 概ね“予想通り”となった米雇用統計を機に、一旦“107円台”へと値を戻す場面が見られました。
 しかし『9/1の対中制裁関税の予定に変更なし』とのクドローNEC委員長発言が伝わると「米中リスク」が再燃し、NYダウ続落に伴って“106.507円”へと下値を拡大していきました。


◆「これで下げ止まった」と見るのは危険だが…?

 高値からの「下落幅(およそ3円)」、完全に織り込んだ感のある「米9月利下げ(金利先物市場の織り込み度:100%)」を考えれば、ここからの下値追いは“慎重にならざるを得ない”と見るのが自然です。
 しかし“6/25安値:106.774円”を明確に割り込んだことによる「テクニカル的な意義」は大きいと見ざるを得ません。
 「これで下げ止まった」と見るのは、やはり危険といえそうです。

 もっともトランプ大統領にかき回されている格好ではありますが、同氏が欲しているのは「対中貿易の果実(貿易赤字削減)」というよりは、それに伴う「米株高」「米景況感拡大」と見るのが自然です。
 そして「米利下げ観測」こそ促していますが、それらに関しては「ネガティブ」に作用しているのが実状といえます。
 つまり「ディール(駆け引き)の一環」という面は差し引いたとしても、このまま推し進められるか…?


◆「割り込む場面」が見られるかもしれないが…?

 テクニカル的なポイントと見られるのは、「Brexitショック(2016/6/24安値:99円水準)-フラッシュクラッシュ(1/3安値:105円水準)”を結ぶトレンドライン(安値の取り方で誤差がありますが、概ね106.00-20円水準)」と見られます。
 「フラッシュクラッシュ時の真空地帯」に当りますので、もしかしたら「割り込む場面」もあるかもしれませんが、現状では「終値ベースでは戻す」と見ておきたいところです。
 ただし上方向を見てきた向きとしては「底打ち」と見たいのはやまやまではありますが、現状では「一旦様子見」とせざるを得ませんが…。


※日本の祝日は更新をお休みいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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