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「新たなネガティブ」が跳び出しても…!? - 下値は限定的

2019年08月09日

◆懸念した「新たなネガティブ」が出現


 「米中通商協議」「世界的な景況不安」への懸念は根強いものの、下値は限定されました。
 2008年5月以来の「7元越えの基準値設定(7.0039元)」も、良好な「中国貿易収支(事前予想を上回る+450.6億ドル)」が打ち消しました。
 “106円ライン”を割り込む場面こそ見られたものの、“105.90円水準”ではすぐに支えられるなど、「大きく下げる」ことはありませんでした。

 あぁ、それなのに…。
 今朝方跳び込んできた『ファーウェイとの取引再開に向けたライセンス決定を先送り』との報道を背景に、“105.70円水準”へと下値を拡げるに至っています。


◆それでも“下値は限定的”…?

 終値ベースでの「106円台堅持」は続いていますが、「米中通商協議」「世界的な景況不安」への懸念は変わっておりません。
 このため「イメージは下方向」はさらに増した印象があり、さらに「予断を許さない状況」になりつつあるのも、事実といえます。

 それでも「新たなネガティブ」が跳び出した割に“下値が限定的”であることも、また事実です。
 「テクニカル的なポイント(8/6-7安値:105.497円)」までは“あとわずか”という状況ですが、本日は“週末”に当ります。
 「さらなる下攻め」よりも、「ポジション調整(巻き戻し)」が先行すると考えるのが自然です。

 ボラティリティの上昇から「上下に振れやすい」は変わらないと見られますが、引き続き「新たなネガティブ要因が跳び出さない限り」を踏まえながら、「ここから大きくは下げない」を基本としたいところです。


※日本の祝日は更新をお休みいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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