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一昨日に戻っただけ…!? - 割り込むには“かなりのエネルギーが必要”

2019年08月15日

◆リスク回避再燃 - 再び105円台へ

 概ね“106.30-20円”では支えられていましたが、しかし耐え忍ぶことはできませんでした。

 「中国鉱工業生産は2002年2月以来の低い伸び(+4.8%)」「独4-6月GDPはマイナス成長(-0.1%)」を背景に、「世界的な景気失速懸念」が意識されたからです。
 米30年債利回りは過去最低を更新、米2年/10年債利回りが逆転する“逆イールド”まで発生しており、またしても“リスク回避姿勢”に押し潰された格好といえます。
 「米景気後退」を意識したNYダウは“今年最大の下げ幅(-800ドル)”を記録し、ドル円は“105.655円”へと再び値を落としました。


◆ただ「一昨日に戻っただけ」…?

 こうして「センチメントは悪化」しており、「リスク回避⇒円買い」が入りやすい地合いに戻ったのも事実といえます。
 しかしこれは「一昨日の状況に戻っただけ」ともいえる状況であり、そうなると「105円ラインを巡る攻防」がポイントということになります。
 そして一昨日も記したように、同ラインに関しては「(実需筋は)休み前にドル買い/売りオーダーを設定済」と見るのが自然です。
 そして年初来安値&心理的な節目と合致する“105.00円”には、「より大きなオーダーを設定済」と見るのが妥当ということになります。
 割り込むと“ストップロス⇒さらなる下落”が懸念されますが、反面、割り込むには“かなりのエネルギーが必要”ということでもあります。


◆ポイントは「株価動向」&「米経済指標」

 気を付けておきたいのは、「株価動向」と「米経済指標」です。
 日経平均が2万円の大台を割り込むようなことがあれば、“さらなる円買い”が…?
 また米経済指標が下振れるようなことがあると、“リスク回避姿勢が増幅”する可能性も…?
 しかしどちらも“逆パターン”が存在することを考えれば、決め打ちは禁物でもあります。

 「イメージは下方向」に傾斜していますので“上値が重い”は続くと見られますが、それでも“意外と底堅い”も続くと見たいところです。


※日本の祝日は更新をお休みいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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