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マネパ為替分析 日刊レポート

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“期待感”あるが、“過度に”は禁物…!?

2019年08月30日

◆「米中貿易懸念」に緩み ― “巻き戻し”先行

 「イメージは下方向」に傾斜しているときは、得てしてこんなもの…。

 「米中貿易懸念」が緩んだ昨日は、“巻き戻し”が先行しました。
 「米4-6月GDP」は“下方修正(+2.1%⇒+2.0%)”されたものの、およそ7割を占める「個人消費」が“2014年10-12月以来の高い伸び(+4.7%)”を示したことで、相殺されました。
 米10年国債利回りは“1.50%”を一時回復、NYダウも“+326ドルの続伸”を見せる中、ドル円は“106.677円”へと上値を伸ばしています。


◆ただマーケットは“疑心暗鬼”のまま…?

 こうして“下値はしっかり”を見せつけたものの、依然として“戻り売り”も根強いものがあります。
 “リスク選好”に傾斜しているわけではなく、マーケットは“疑心暗鬼”の様相を示したにすぎません。

 昨日の上値を押さえ込んだ“106.70円水準”というのは、いわゆる「テクニカル的な要所(8月半ば以降の上値抵抗)」に当たります。
 そして“同ライン”を越えたとしても、まだ“8/1~8/26の50%戻し&日足・一目均衡表基準線(106.880円)”が待ち構えています。
 合わせて突破できれば“さらなる巻き戻し(本格的な上昇?)”も期待されるところですが、現時点でそのキッカケとなり得るのは、やはり「米中絡みのヘッドライン」ということになります。

 本日は「対中関税第4弾の発動(9/1~)」前の週末であるとともに、「米3連休(9/2はレーバーデー、米国市場は休場)」前の週末でもあります。
 もちろん“(上抜けへの)期待感”は持っていますが、“過度な期待”は禁物な状況でもあるといえる…?
 「方向感は定まっていない」と見ながら、“神経質に揺れ動く(であろう?)”マーケットと慎重に対峙する必要がありそうです。


※日本の祝日は更新をお休みいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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