◆リスク回避の巻き戻し
『逃亡犯条例改正案を正式に撤回(香港)』
『Brexit延期法案が可決&解散・総選挙の動議は否決(英国)』
『第2次コンテ内閣が発足(イタリア)』
最も目立ったのは「合意なきBrexit懸念の後退」を背景にした“ポンド急伸”でしたが、「リスク回避の巻き戻し」を背景にした“円売り戻し”も幅広い通貨に対して見られました。
米10年国債利回りは“1.46%台”へ上昇、Nダウは“230ドル超”の反発を見せる中、ドル円も“106.436円”へ上値を伸ばす場面を見せています。
◆“動きづらい(様子見)”は変わっていないが…?
ただしマーケットが最も関心を寄せる「米中通商協議の開催の可否」は子細が明らかにされておらず、「米雇用統計」を翌日に控えるスケジュール感でもあります。
“動きづらい(様子見)”は変わっていない可能性が高く、現時点ではあくまでも“巻き戻しの一環”と見るのが妥当ということになりそうです。
それでも昨日の「リスク回避姿勢の緩和」は、10営業日ぶりの「米国債利回りの逆イールド解消」にもつながっています。
肝心要の「米中通商協議の開催の可否」次第ですので、“さらなる上値追い”につながるかは別にしても、“下値は堅い”は継続する…?
上値のポイントとなりそうなのは、“8/30高値(106.542円)”そして“8/15高値(106.769円)”辺り…。
イベント前にして「突破できるか?否か?」というのは、目先のポイントということになってきそうです。
※日本の祝日は更新をお休みいたします。
最新の記事
“さらなる上値追い”につながるかは“米中次第”…!?
2019年09月05日
2021年01月15日 | ここまで押せば“押し目買い”の妙味が勝る…!? |
2021年01月14日 | 「方向感定まらず」が基本も、「104円回復」が幾分優勢…!? |
2021年01月13日 | “往き過ぎ→ポジション調整”の範囲内…!? |
2021年01月12日 | “もう一段の巻き戻し”が期待できる局面…!? |
2021年01月08日 | “104円台”回復なるか…!? |
プロフィール
武市佳史(たけちよしふみ)
大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。
FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意
FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意
パートナーズFX、パートナーズFXnanoおよびCFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格とには差額(スプレッド)があります。
取引手数料は無料です。ただしパートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの受渡取引に限り、1通貨単位あたり0.10円の手数料をいただきます。
パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。
CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。
取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。
〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会