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マネパ為替分析 日刊レポート

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「レンジ上限」を明確に越え切れるか…!?

2019年09月06日

◆“リスク回避の巻き戻し”が加速 - 107円回復

「香港懸念」「Brexit懸念」に続き、昨日はさらに「いくつかの懸念」が後退しました。

まず『米中は10月初めの通商協議開催で合意』との報から、「米中通商懸念」が後退しました。
大した材料とはいえない(あくまで開催合意であり、内容合意ではない。しかも当初予定より先延ばし開催…)ものの、“リスク回避の巻き戻し”として反応したマーケットはドル円を“106.70円水準”へと押し上げました。

そして『製造業の50割れ』から警戒感の広がっていた「ISM非製造業景況指数」でしたが、“前月・事前予想を大きく上回った(56.4)”ことが明らかになると、「米景気後退懸念」も緩みました。
米10年国債利回りは“1.59%台”へ反発、NYダウも“480ドル超”の急伸を一時見せる中、ドル円は“107.224円”へと駆け上がっていきました。


◆しかし問題はここから…?

「イメージは下方向(リスク回避)」へと如何に傾斜していたかが窺える動きといえますが、問題はここからです。
わずかながらも昨日は“8/5高値(107.089円)”を上回りましたが、“107円ライン”は「米中通商懸念」から急落した「8/1以降のレンジ上限」として機能している節が見られるからです。
まだ“完全突破”とはいい難いだけに、これを“突破し切れるか?”が目先のポイントということになってきます。

こうした中、本日は注目の「米雇用統計」が予定されています。
「製造業にダメージ」が見られたものの、旺盛な消費を背景に「非製造業は堅調」が窺えた米経済ですが、その消費を支えているのは「好調な雇用情勢」といえます。
好内容ともなれば「米景気後退」が“もう一段の緩和”が期待される反面、悪化すれば“蒸し返される”…?

曲がりなりにも“107円台”を回復した格好ですので、“8/1~8/26の61.8%戻し(107.454円)”を経て“日足・一目均衡表先行スパン下限(107.911円)”に向けた一段高を期待していますが、「結果次第」という点には留意しておきたいところです。


※日本の祝日は更新をお休みいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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