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「にわか上値期待」を警戒しつつも、“上値追い”再開…!?

2019年09月13日

◆押し戻されるも、108円台はキープ
注目のECB理事会は“ほぼ満額回答”でした。

「2016年3月以来の利下げ」「量的緩和(月200億ユーロ)の再開」に加えて、マイナス金利の弊害を和らげる「金利階層化の導入」まで盛り込まれたからです。
発表直後は“金利格差(ユーロ売り)”が囃されましたが、次第に“欧景気支援(ユーロ買い)”が誘われた印象があります。

一方「米中懸念緩和」への期待感は継続しており、昨日発表された「米経済指標(CPI)」も概ね好内容でした。
このため“金利/リスク”の双方から、次第に“円売り”が強まっていきました。
“ユーロ売り”に引っ張られて一時“107.522円”へ押し戻されていたドル円でしたが、NYタイム終盤にはすぐさま“108.187円”へ値を戻しています。


◆本日は“流動性低下”が想定されるが…?
本日は「中国市場が休場(中秋節)」、「日本市場も3連休前(敬老の日で来週初は休場)」であり、「FOMC(17-18日)」も控えています。
このため“利益確定売りが入りやすい”“新たなポジション構築は手控えられやすい”と見るのが自然かもしれません。
それでも「波乱要因(ECB)」を無難にこなした直後であり、警戒していた“100日移動平均線(本日は108.113円)”も緩やかながら上抜けしつつあるように見えます。

「にわか上値期待」には引き続き警戒が必要ですが、“もう一段の上値追い”が囃されてもおかしくない…?
値幅はそれほどありませんが、“週足・一目均衡表基準線&月足・一目均衡表転換線(共に108.421円)”辺りまでは、十分可能と見たいところです。


◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.000(大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:108.596(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:108.421(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
上値2:108.340(ピボット1stレジスタンス)
上値1:108.187(9/12高値、+2σ)
前営業日終値:108.084(100日移動平均線)
下値1:107.934(20週移動平均線、9/12安値後の50%押し、大台)
下値2:107.797(9/12安値後の61.8%押し)
下値3:107.595(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stサポート)
下値4:107.491(9/11-12安値)
下値5:107.292(日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット2ndサポート)


※日本の祝日は更新をお休みいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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