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イメージほど“リスク回避姿勢”は台頭していない…!?

2019年09月17日

◆“リスク回避再燃”も、“下値はしっかり”
「米中懸念の後退」等、直近は“リスク選好(リスク回避の巻き戻し)”が目立ちましたが、またしても“リスク回避姿勢”が息を吹き返しました。

『サウジアラビアの石油施設が攻撃』との報を機に、“地政学的リスク”がマーケットに台頭したからです。
この影響で昨日の週初オープニングは、ドル円を含め、多くのクロス円通貨が“ギャップダウン”でスタートしました。

ただし“リスク回避姿勢”は“円買い”だけでなく、“ドル買い”も促している印象があります。
特に欧州通貨に対しては“ドル買い”が勢いで上回っていた印象があり、一時“107.50円水準”へ下落したドル円も、現在は“108円台”へと押し戻されています。

◆イメージほど“リスク回避姿勢”は台頭していない…!?
「中東情勢悪化」は確かに“大きなリスク回避要因”ですが、その割に「米国株下落」が限定されているのは事実です。
「米10年債」も大して買われておらず、VIX指数(いわゆる恐怖指数)もそれほど上昇してわけではありません。
つまり現時点の状況は、『警戒は必要だが、過度な懸念は必要なし』といったところかもしれません。

◆いざ「FOMC」に向けて…
今週最大のポイントは「FOMC」であり、“前のめり的”に織り込まれてきた「過度な米利下げ観測」は後退しています。
代わって「据え置き」との見方が“34.2%”まで金利先物では上昇してきています。
前記した“比較的しっかり”との見方と合わさるようなことがあれば…?

基本は“様子見”であり、“動きづらい(神経質な揺れ動き)”とも見ますが、“もう一段の巻き戻し(上値追い)”に対する機運が高まったとしても、何ら不思議ではないとは考えておきたいところです。


◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.000(大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:108.606(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:108.544(+2σ)
上値2:108.421(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:108.258(9/13高値)
前営業日終値:108.153
下値1:108.045(100日移動平均線、大台)
下値2:107.932(9/16安値後の50%押し)
下値3:107.829(9/16安値後の61.8%押し、20週移動平均線)
下値4:107.712(ピボット1stサポート)
下値5:107.491(9/11-12安値、9/16安値)


※日本の祝日は更新をお休みいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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