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やはりポイントは「緩和の連鎖」への思惑…!?

2020年03月05日

◆一転して“急反発” ― NYダウ

NYダウ急反落を背景に「リスク回避姿勢」からスタートした昨日でしたが、期待した通り“巻き戻し”が入りました。
注目のスーパーチューズデーにて「バイデン候補勝利」「サンダース候補を逆転」という後押し要因もありますが、やはり「緩和(利下げ)の連鎖」が大きいと見られます。

カナダ中銀は昨日、“50bp利下げ(1.75%→1.25%)”を行いました。
“2015年7月以来”となる利下げであり、その幅は“事前予想(25bp)を上回る”内容でもありました。
さらに「追加利下げの可能性」まで留保されており、事実上「協調緩和姿勢」が示された格好といえます。
「株式の押し上げ要因」となって、一転してNYダウは“急反発(+1173ドル高)”を演じる中、ドル円は“緩やかに反発(底堅い)”を見せました。  

◆ “過度の期待感”も禁物だが…? 

もちろん「利下げ」という行為は、金利面から見ると“通貨安”をもたらす要因の一つです。
今回の“米緊急利下げ”に当てはめてみると、“ドル売り”として機能してもおかしくありません。
しかしながら現在の主な変動要因は「センチメント」であり、それをけん引したのは「株安の連鎖」と見るのが自然です。
そしてその「株安の連鎖」を押し留める行為の一つが、「協調緩和姿勢」と考えれば…?

「新型コロナウイルス懸念」に直接作用する措置ではありませんので、“効果はない(流れは変わらない)”との論調が目立つのは事実です。
また“金利面のリスク(ドル高修正)”が孕んでいることも、否めないところがあります。
それでも一時の「悲観論一色は後退」と考えながら、引き続き「株価動向/債券利回り動向を睨みながら…」を続けたいところです。 

◆ ドル円 抵抗・支持ライン 

上値5:108.372(200日移動平均線、-1σ、月足・一目均衡表転換線)
上値4:108.202(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:108.000(大台)
上値2:107.914(3/2~3/4の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:107.688(3/4高値、週足・一目均衡表先行スパン下限、3/2~3/4の50%戻し水準)
前営業日終値:107.546
下値1:107.293(3/4安値後の50%押し)
下値2:107.188(3/4安値後の61.8%押し)
下値3:107.031(-2σ、大台、ピボット1stサポート)
下値4:106.804(19/10/8安値、3/4安値)
下値5:106.645(19/10/4-7安値)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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