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マネパ為替分析 日刊レポート

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「少し様相が異なってきた」…!?

2020年03月12日

◆米株急反落 - リスク回避姿勢は続く…

「トランプ減税」の詳細が伝わらなかったことで、“期待感”は移転して“失望”へ変わりました。
NYダウは“1100ドル高→1460ドル安(史上2番目の下げ幅)”を見せる中、ドル円も“上値の重さ”を強いられました。

一方で株価急落に比べると、為替や債券利回りへの波及は限定されています。
乱高下はしているものの、ドル円は“104円台”を中心にした揺れ動き、米10年債利回りは“0.86%後半”への上昇を見せるなど、これまでとは「少し様相が異なってきた」という印象も否めないところです。 

◆ テクニカル的には「目先の底打ち」VS「急反発の調整」…? 

本日の注目は、「ECB理事会」、中国国務院が呼び掛ける「預金準備率引き下げ」の有無、そして日本時間10時に予定される「トランプ大統領の声明」と見られるところです。
ECBは日銀と同じく“マイナス金利”を採用していますので、来週の日銀会合を占う上での“試金石(マイナス金利を取る中銀に何ができるのか?)”と見られます。
また「詳細が伝わらないこと」がNYダウ急反落の主な要因と見られるため、この内容次第で“大きく揺れ動く”という可能性も否めないところです。

昨日も記したように「陽の包み線(3/9-3/10の合成で、超絶長い下ヒゲ陽線)」が描かれたことで、テクニカル的には「(目先の)底打ち」が期待されています。
一方で「急反発の調整」も警戒されていますが、下値メドとなるのはまずは“昨日安値(104.090円)”とほぼ合致する“3/9~3/10の38.2%押し(104.102円)”と見られます。
そして割り込むと“同50%押し(103.543円)/61.8%押し(102.984円)”への続落が懸念されるものの、その手前には“200月移動平均線(104.039円)”も展開しています。

決して「楽観できる局面」とはいえず、前記「イベントの内容次第」といった面も強いですが、「少し様相が異なってきた」との印象は大事にしたいところです。  

◆ ドル円 抵抗・支持ライン 

上値5:105.520(3/11高値、100月移動平均線)
上値4:105.327(3/11欧州タイム高値《3/10高値後の戻り高値》、ピボット1stレジスタンス)
上値3:105.129(3/11NYタイム高値)
上値2:105.000(大台)
上値1:104.874(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:104.463
下値1:104.090(3/11安値、3/9~3/10の38.2%押し水準、200月移動平均線、大台)
下値2:103.862(ピボット1stサポート)
下値3:103.543(3/9~3/10の50%押し)
下値4:103.216(3/10NYタイム安値、ピボット2ndサポート)
下値5:102.984(3/9~3/10の61.8%押し、大台) 


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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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