◆ “実需”に変化が見られるも、“センチメント”は改善…
昨日は「現金化に伴うドル需要」が緩む一方で、「米経済対策の議会承認」への期待が高まりました。
リスク選好的(リスク回避の巻き戻し?)な「株高」「円売り」が目立ち、NYダウが“史上最大を上げ幅(2112ドル高)”を更新する中、“110円割れ”を一時窺っていたドル円は“111.710円”へと押し上げられていきました。
◆ “神経質な揺れ動き”はまだ続く…?
期末・年度末の「スポット月内最終日(27日)」を控える中、早くも“実需”に変化が見られたのは驚きでしたが、その分だけ“センチメント”は改善しています。
「米経済対策の議会承認」への期待感+リスク選好的な「株高」「円売り」に対して、「現金化に伴うドル需要」の後退+根強い「リスク回避の円買い」といった構図ですが、少なくとも“悲観論”はさらに後退と見るのが自然…?
もちろんすでに上昇・反発していることを考えれば、“利益確定売り”には警戒しておく必要がありそうです。
それでも仮に調整的な動きを見せたとしても、“大きくは崩れない”との見方は続けたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが高まっていますので、いつもより値幅を拡大しています。
112.853(18/12/18高値)
112.660(18/12/19-20高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:112.398(19/4/24高値、15/6/5~16/6/24の50%戻し水準)
上値4:112.235(19/4/25高値、2/20-21高値)
上値3:112.000(大台)
上値2:111.933(ピボット1stレジスタンス)
上値1:111.710(3/24高値、月足・一目均衡表先行スパン上限)
前営業日終値:111.228
下値1:111.000(大台)
下値2:110.894(3/24安値後の50%押し)
下値3:110.701(3/24安値後の61.8%押し)
下値4:110.465(3/24安値後の76.4%押し、+1σ)
下値5:110.300(ピボット1stサポート)
110.255(日足・一目均衡表先行スパン上限、月足・一目均衡表先行スパン下限)
110.077(3/24安値、大台)
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プロフィール
武市佳史(たけちよしふみ)
大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。
FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意
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