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“日本売り→円安”を囃すのは、いささか早計…!?

2020年04月06日

◆ “大きく悪化”でも、“もう一段の巻き戻し”が進行… - 米雇用統計

注目の「米3月雇用統計」は“大きく悪化(非農業部門雇用者数は△70.1万人)”しましたが、結果的にドル円は“もう一段の巻き戻し”が進行しました。
NYダウが“反落(△360ドル)”したものの、入札を控えた米10年国債に“調整売り(利回りは0.56%→0.60%に上昇)”が入ったからです。
これに引っ張られてドル円は“底堅い”を続け、“108円後半”に上値を伸ばして先週の取引を終えています。


◆ ただ“それが続くか”となると…?

本日は中国・インドが休場ですので、「(特に東京タイムの)流動性低下は避けられない」と見られます。
そうした中で“200日移動平均線(先週末は108.327円)”を越えて引けた先週末終値は、テクニカル的に“後を押す”可能性も否めないところです。

しかし『OPECプラスの先送り』は、「(原油高発の)センチメント改善の継続性に暗雲」をもたらす可能性が否めません。
また『(日本も)緊急事態宣言は避けられない』との報道は、“日本売り→円安”を促す要因である反面、“ロックダウン(都市封鎖)とは異なる”を意識させる可能性を秘めてます。
つまり現時点の要因で“日本売り→円安”を囃すのは、いささか早計…?

“さらなる巻き戻し”も期待される局面ではありますが、まだ「株価動向」を睨みながら「神経質な様相続く」と見く必要がありそうです。
ポイントとなり得るのは“100日移動平均線(本日は108.975円)”の、終値ベースによる“明確な突破”辺りか…?


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:109.316(3/24~4/1の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値4:109.197(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:109.000(大台、100日移動平均線、20週移動平均線)
上値2:108.834(ピボット1stレジスタンス)
上値1:108.724(3/31高値、4/3高値、50日移動平均線、3/24~4/1の38.2%戻し)
前営業日終値:108.472(50週移動平均線)
下値1:108.332(200日移動平均線)
下値2:108.229(20日移動平均線)
下値3:108.002(大台、4/1~4/3の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値4:107.861(月足・一目均衡表基準線)
下値5:107.781(4/3安値、4/1~4/3の50%押し)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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