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“さらなる巻き戻し”VS“失望を誘う”の分水嶺…!?

2020年04月07日

◆ “悪材料出尽くし”が進行、「株高の連鎖」も台頭…

巷では「(日本の)緊急事態宣言」の話でもちきりですが、マーケット的には“逆”の動きが進行しています。

米国感染者の半数以上を占めるニューヨーク州で「死者増加率が減少」、欧州でも「ピークアウトの兆し」が見られたことで、“悪材料出尽くし”との思惑が台頭したからです。
“リスク回避の巻き戻し”が進行する中、日経平均は“750円超”、NYダウは“史上3番目の上げ幅(1600ドル超)”の上昇を見せ、「株高の連鎖」が進行しています。
これに引っ張られる格好でドル円は“109円台”にしっかりと乗せ、その他クロス円通貨も“軒並み上昇”に転じています。
一方で「(検査入院とされた)ジョンソン英首相が集中治療室に移動」との報にてポンドが急落する場面が見られるなど、まだまだ不安定な状況が変わったわけではありません。


◆ 注目は「緊急経済対策第3弾」の行方…?

このため本日は「株高の連鎖」の継続性が、ポイントになると見られます。
東京タイムには「緊急事態宣言」と「(同時に閣議決定される)緊急経済対策第3弾」に注目が集まりますが、マーケット的には“後者”がより注目ということになります。
“さらなる巻き戻し”が期待される反面、内容次第では“失望を誘う”という可能性も…?

終値ベースで“100日移動平均線(本日は108.980円)”を上回ったことを考えれば、テクニカル的には“さらなる巻き戻し”に期待が募る局面といえます。
それでも“まだまだ予断を許さない(決め打ちはできない)”といった認識は、引き続き持っておきたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:109.881(3/24~4/1の61.8%戻し、100週移動平均線、月足・一目均衡表先行スパン下限)
上値3:109.679(200週移動平均線、50月移動平均線)
上値2:109.590(3/27高値、日足・一目均衡表先行スパン上限/下限、20月移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:109.379(4/6高値、週足・一目均衡表先行スパン上限)
前営業日終値:109.192
下値1:109.097(日足・一目均衡表転換線)
下値2:108.980(100日移動平均線、20週移動平均線、大台)
下値3:108.764(50日移動平均線)
下値4:108.593(ピボット1stサポート)
下値5:108.387(4/6安値、200/20日移動平均線、50週移動平均線、4/1~4/6の38.2%押し)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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