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マネパ為替分析 日刊レポート

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リスク回避/選好のいずれでも“大きくは崩れない”…!?

2020年04月16日

◆ 方向感定まらず - 上を下へと揺れ動く…

一時“106.930円”へと下押したものの、昨日のドル円は“底堅い”推移を見せました。
日経平均等の“下げ渋り→反転”にも呼応した格好ですが、“4/1安値(106.921円)”を明確に割り込めなかったことが大きかったと見られます。
NYタイム序盤には“107.864円”へと、上値を伸ばす場面が見られました。

あぁ、それなのに…。
すこぶる悪い「米経済指標(NY連銀製造業PMIは過去最低数値:△78.2/小売売上高も過去最大の落ち込み幅:△8.7%)」をキッカケに、“逆流”に転じました。
大きく判断を下方修正した「米地区連銀経済報告〈ベージュブック〉」も重石となり、“株安/原油安/債券高(利回り低下)”が進行する中で、再び“107円前半”へと押し戻されていきました。


◆ リスク回避時には「流動性確保」が動き出す…?

いわゆる「リスク回避志向の再燃」といえますので、“円買い”に意識が傾斜しやすいのは事実です。
しかしこの状況が続くとすれば、「流動性確保」を目的とする“ドル買い”も入ると見るのが自然です。
そして非常時ともいえる現状を鑑みれば、「後者(流動性確保)が上回る」という可能性も否めないところです。

まだ「方向感定まらず」が変わったわけではありませんので、このまま“上値追い”となるかは微妙なところがあります。
それでも「リスク回避時(流動性確保)/リスク選好時(日米金利格差)」のいずれでも“ドル買い”が期待できる以上、少なくとも連日記載する“大きくは崩れない”との見方は続けたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:108.324(200日移動平均線、50週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:108.181(4/6~4/14の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値3:108.000(大台)
上値2:107.864(4/15高値、4/6~4/14の38.2%戻し水準、月足・一目均衡表基準線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:107.594(4/15高値後の戻り高値)
前営業日終値:107.431(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表先行スパン下限、-1σ)
下値1:107.255(4/15安値後の押し目)
下値2:107.000(大台)
下値3:106.921(4/1安値、4/15安値、ピボット1stサポート)
下値4:106.755(3/18安値)
下値5:106.697(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線/転換線、月足・一目均衡表転換線)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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