◆ 「綱引き」は変わらず…
前日に転換した「綱引き(ドル売り⇔円売り)」の流れは、昨日も続きました。
先週末も「方向感定まらず」は継続し、ドル円は「(107円台での)膠着」を強いられました。
「(対ユーロでの)ポジション調整」を背景に“ドル売り”が先行する場面も見られましたが、“下値の堅さ”は相変わらずであり、大きな影響は見られておりません。
◆ 本日も「膠着が基本」だが…?
「実体経済への影響」を示す経済指標が相次いでいますので、「リスク回避姿勢」が根強いのは致し方ないところです。
それでも本日行われる「日銀・追加緩和への思惑」が下値を支えている印象は否めず、“大きく崩れる”といった展開は期待しづらいのが実状です。
ただし「失望」ともなれば話は変わってきますので、努々「油断は禁物」ともいえそうです。
オーダー状況を見ると、本日は「断続的に並ぶドル買いオーダー」は“107.50-00円”に、「分厚いドル売りオーダー」は“107.70-108.00円”に展開している印象があります。
これらを突破するのは“微妙”と見られるものの、仮に突き抜けるようなことがあれば…?
引き続き「綱引き(膠着)が基本」ということになりますが、「変動エネルギーは膨らんでいる」という認識だけは、忘れないようにしておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:108.080(4/17高値、4/23高値、大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:107.915(20日移動平均線、月足・一目均衡表基準線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:107.782(4/23~4/24の61.8%戻し、4/24高値、週足・一目均衡表先行スパン下限)
上値2:107.702(4/23~4/24の50%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:107.622(4/23~4/24の38.2%戻し)
前営業日終値:107.476(日足・一目均衡表転換線)
下値1:107.364(4/24安値、-1σ)
下値2:107.278(4/21安値、4/23安値、ピボット1stサポート)
下値3:107.160(4/16安値、ピボット2ndサポート)
下値4:107.014(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
下値5:106.921(4/1安値、4/15安値、ピボットローブレイクアウト)
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プロフィール
武市佳史(たけちよしふみ)
大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。
FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意
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