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一転して「リスク選好ムード」、ただ「綱引き」は変わらず…!?

2020年05月19日

◆ “ドル買い⇔円買い”は“ドル売り⇔円売り”に…

依然として「米中懸念」は燻っているものの、昨日は逆の「リスク選好ムード」が強まりました。
「コロナワクチン開発(モデルナ治験)」への期待と、そこから派生する「経済活動再開」への思惑が先行したからです。
NYダウは一時“1000ドル超”の上昇を見せ、米10年国債利回りも“0.74%半ば”へと上昇、そしてNY原油が“33ドル台”に乗せる中、ドル円は“107.50円”へと上値を伸ばす場面を見せました。

一方「リスク選好姿勢」というのは、“円売り”を促すと共に“ドル需要(有事のドル買い)”を後退させる要因でもあります。
昨日は主に“対ユーロ/対資源国通貨”でこれが促されたこともあり、“上値の重さ”も意識されています。
一時“107.20円割れ”へと押し戻されたのはこのためであり、まだまだ「方向感が定まった」とはいい難い状況は続いています。


◆ 「レンジ上限切り上げ」への期待は募るが…?

東京タイムは“円主導”となりやすいだけに、“もう一段の上値模索”が発生する可能性はゼロではありません。
特に“日足・一目均衡表先行スパン上限(本日は107.518円)”が緩やかな上昇を始めただけに、「日経平均の動向次第では」との期待も募るところです。
それでも欧米タイムに移ってしまえば、それも“後退(ユーロorドル主導に転換)”する…?

昨日記した「レンジ上限切り上げ」の可能性が存在しますので、“もう一段の上値追い”を期待し、少なくとも“崩れない”への見方も変わりませんが、現時点では“上値が重い”もやはり意識しておく必要がありそうです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:108.000(大台、+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:107.861(月足・一目均衡表基準線)
上値3:107.766(5/11高値、50日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:107.686(5/12高値)
上値1:107.502(5/18高値、日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表先行スパン下限、+1σ、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:107.301
下値1:107.203(5/18NYタイム安値《5/18高値後の押し目》)
下値2:107.064(5/18安値、日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線、大台、ピボット1stサポート)
下値3:106.855(5/15安値、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値4:106.697(日足・一目均衡表先行スパン下限、5/13-14安値、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、5/7~5/11の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値5:106.566(5/11安値、-1σ)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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