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マネパ為替分析 日刊レポート

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丁寧な「押し目拾い」が基本…!?

2020年05月29日

◆ 再び、上値トライ失敗 - “上値の重さ”変わらず・・・

またしても不発…。

“リスク選好姿勢”は継続しているものの、昨日も上値は“107.897円(東京タイム序盤)”で押し留められました。
一方で「香港国家安全法・可決」を機に“ドル売り”も目立ちましたが、下値も“107.566円(NYタイム中盤)”で限定されています。
こうして昨日も「上にも下にも動かない(動けない?)」は続きました。


◆ ただ「センチメントの揺らぎ」は必至…

本日のポイントと見られるのは、「週末・月末に絡む資金フロー」と、そして「トランプ米大統領の記者会見」です。
特に後者は「香港情勢を強くけん制してきた」という経緯を持っているだけに、「何らかの制裁措置(優遇措置取りやめ?)」が発表される可能性を秘めています。
つまり「センチメントの揺らぎ」は必至と見られるだけに、そうなると「動意づく可能性」も増すと見るのが妥当ということになります。
問題となるのは、「その際にどう動くのか…?」


◆ どちらに転んでも…!?

ファーストアクションは「リスク選好姿勢の緩み」と見られるだけに、その際には現在進行する「“円売り”も緩む」と見るのが自然です。
しかしながら「経済活動再開」への思惑が背景なだけに、どこまで進行するかは微妙といわざるを得ないところがあります。
一方、対ユーロ等で進行している“ドル売り”は確実に緩むと見られますので、相対的に見れば「“ドル買い”が勝る」可能性があります。

大事に至ることがなければ、「この逆」ということになります。
しかしその際には“ドル売り”が根強い状況下、“リスク選好加速→さらなる円売り”となる可能性も期待されるところです。
つまりどっちに転んでも「崩れることはない」・・・?

失敗した直後でもあり、「すぐに上値トライ」に回帰できるかは微妙といわざるを得ませんが、それでも「崩れることはない」「抜けるならば上方向」と考えながら、丁寧に「押し目拾い」を続けたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:108.173(3/24~5/7の38.2%戻し、50週移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:108.084(5/19高値、4/6~5/7の61.8%戻し水準、+2σ)
上値3:107.982(5/20高値、5/27高値、大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:107.897(5/28高値、月足・一目均衡表基準線)
上値1:107.781(50日移動平均線、+1σ、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:107.613(日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表先行スパン下限/転換線)
下値1:107.487(ピボット1stサポート)
下値2:107.321(5/22安値、5/27安値、ピボット2ndサポート)
下値3:107.241(5/19安値、20日移動平均線、5/7~5/19の38.2%押し、5/13~5/19の61.8%押し)
下値4:107.156(ピボットローブレイクアウト)
下値5:107.000(大台、5/18安値、日足・一目均衡表基準線、5/7~5/19の50%押し)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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