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マネパ為替分析 日刊レポート

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110円回復に向けた初動・・・!?

2020年06月03日

◆ 材料に変化なしも、昨日は“ショートカバー”炸裂 - 108円後半へ

『ドル円だけが動かない…!?』とタイトルに記した途端に、まさか“上抜け”るとは…。

「米中懸念+白人警官に対する抗議デモ VS 経済活動再開」という構図に変化なく、センチメントも「後者(リスク選好)優勢」で変わることはありませんでした。
しかしながら昨日は「クロス円上昇」に引っ張られたドル円にて、“円買いポジションの巻き戻し→ストップロス”が発生しました。
この動きにて“レンジ上限(108円ライン)”を突破すると、“日足・一目均衡表先行スパン上限(昨日は108.227円)/200日移動平均線(同108.356円)”を次々と突破し、NYタイム終盤には“108.769円”へと一気に駆け上がりました。


◆ 目先は“利益確定売り”が警戒されるが・・・?

「抜けるならば上方向」とは思っていたものの、それがまさか昨日とは・・・。
正直な気持ちですが、長らく続いた膠着にて「変動エネルギー」は溜まっていましたので、急伸そのものに驚きはありません。
そして“3/24~5/7の50%戻し(108.848円)”にほぼ到達しましたので、目先は“利益確定売り”を想定せざるを得ないところといえます。
ほぼ2ヶ月来のドル高水準ですので、「国内輸出筋のドル売り」も見込まれるところです。

それでもテクニカル的に見ると、次なる節目(大きな上値メド)は“4/6高値(109.379円)”であり、その上にある“3/24~5/7の61.8%戻し(109.523円)”と見るのが自然です。
冒頭で記したように「リスク選好優勢」でセンチメントは変わっておらず、レンジを上抜けたことで「追随買い」も入りやすい地合いになりつつあります。
目先は“利益確定売り”を想定しながらになりますが、「110円回復に向けた初動」との認識で臨みたいところです。
少し先走り気味ではありますが・・・。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:109.379(4/6高値)
上値4:109.264(4/7高値、月足・一目均衡表先行スパン下限)
上値3:109.099(4/8-9高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:108.982(週足・一目均衡表先行スパン上限、20月移動平均線、大台)
上値1:108.848(3/24~5/7の50%戻し)
前営業日終値:108.677
下値1:108.372(200日移動平均線)
下値2:108.312(100日移動平均線、20週移動平均線)
下値3:108.117(日足・一目均衡表先行スパン上限、50週移動平均線、+1σ、5/29~6/2の38.2%押し)
下値4:108.000(大台)
下値5:107.925(5/29~6/2の50%押し、日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表先行スパン下限)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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