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マネパ為替分析 日刊レポート

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「いい水準まで押した」・・・!?

2020年06月09日

◆ 急反落 - 108円前半へ

日経平均(2万3000円台回復)/NYダウ(+460ドル超)/ナスダック(史上最高値更新)等、「株高の連鎖」は昨日も続きました。
一方で債券&為替市場では「(FOMCを控えた)ポジション調整」が主体となり、米10年国債利回りは低下(0.95%→0.86%)しました。
この影響にてドル円には「110円手前の重さ」に加えて、「金利面のドル売り圧力」がかかっていきました。
さらに昨日は『米景気は今年2月をピークに後退期に入った(全米経済研究所)』との発表を背景にした「ドル売り」も加わったことで、「レンジ上放れ(4日)後の上昇分」を全て吐き出すに至りました。


◆ それでも「ポジション調整の範囲内」・・・?

「ポジション調整」そのものは想定していたものの、まさかここまで下押すとは・・・?
上昇スピードを考えれば“仕方ない”面もあったと思いますが、それでも「(想定を上回る)ドル売り進行」ではあったとは考えています。
つまり「センチメント転換」が発生したわけではない現時点では、「ポジション調整の範囲内」と見るのが妥当・・・?


◆ ポイントとなるのは“半値押し”・・・!?

目先の下値メドとなり得るのが、“週足・一目均衡表先行スパン下限”等とも合致する“5/7~6/5の50%押し(107.916円)”です。
ここを明確に下回るようなことがあれば、“同61.8%押し(107.461円)”とも合致する“6/2安値(107.477円)”が見えてきますが、ただ同水準には“日足・一目均衡表先行スパン上限(107.533円)”も展開しています。
「センチメント転換」がない中でのさらなる下値追いは、またしても“往き過ぎ(それも逆の)”の部類…。

主だった材料が見当たらないだけに、本日は「新たな方向性を探る」といった展開が想定されるところです。
それでも「すでにいい水準まで押した」との認識を持ちながら、「丁寧な買い拾い」は続けたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:109.230(月足・一目均衡表先行スパン下限、+2σ、6/5~6/8の61.8%戻し)
上値4:109.038(6/5~6/8の50%戻し、大台)
上値3:108.912(20月移動平均線)
上値2:108.847(6/5~6/8の38.2%戻し)
上値1:108.585(+1σ)
前営業日終値:108.438(200日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値1:108.229(6/8安値、100日移動平均線、50/20週移動平均線)
下値2:108.000(大台)
下値3:107.916(5/7~6/5の50%押し、20日移動平均線、日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表先行スパン下限/転換線、月足・一目均衡表基準線、ピボット1stサポート)
下値4:107.666(50日移動平均線)
下値5:107.477(6/2安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、5/7~6/5の61.8%押し)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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