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マネパ為替分析 日刊レポート

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「一旦様子見」だが、「下値は限定的」は変わらず・・・!?

2020年06月11日

◆ 『緊急対応終了』VS『金融緩和長期化』は、後者に軍配・・・ - 107円割れ

「ポジション調整」はさらに続き、“想定していた水準(6/2安値:107.477円)”をも下回って、FOMC発表を迎えました。

「据え置き(0-0.25%)」「無制限の資産買い入れの修正(必要なだけ→現在のペースで)」というのは、『緊急対応の終了』を示唆しました。
一方で「ドットチャート(2022年末までゼロ金利維持)」は、『金融緩和の長期化』を再認識させました。
昨日は“後者”が上回ったことで、米10年国債利回りの“さらなる低下(1週間ぶりの0.73%台)”に引っ張られる格好で、ドル円は“107円割れ”へと売り込まれています。

もっとも一部で期待された「イールドカーブ・コントロール」は“議論が深まっていない(効果を見極めるに留まった)”ことも示されており、そこから“ドル売り”がさらに進行することはありませんでした。


◆ しかし株式には“ポジティブ”となり得る・・・?

『金融緩和の長期化』は“金利低下”“ドル売り”が促されやすい反面、株式にとっては“ポジティブ”となり得る要因といえます。
事実、昨日のナスダックは「史上初の1万ポイント超」を“終値ベース”で見せており、下落したNYダウ(△282ドル)にしても「ポジション調整」+「銀行株下落に引っ張られただけ」と考えることも可能といえます。

NYダウが下落、ドル円も下がっていることを考えれば、「日経平均は続落→ドル円もさらに引っ張られる」といった可能性は否めないところがあります。
それでも「元居たレンジ(107円台)」の下限付近で推移しているという状況は、“このまま下方向”といった展開は想定しづらい…?

“6/2安値(107.477円)”を割り込んでしまっただけに「一旦様子見」とせざるを得ないところですが、「下値は限定的」との見方は引き続き持っておきたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:108.000(大台)
上値4:107.870(6/10高値、日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線、週足・一目均衡表先行スパン下限/転換線、月足・一目均衡表基準線)
上値3:107.635(50日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値2:107.457(6/10FOMC時高値)
上値1:107.243(日足・一目均衡表先行スパン上限)
前営業日終値:107.138(-1σ)
下値1:106.989(6/10安値、大台)
下値2:106.855(5/15安値)
下値3:106.740(5/13-14安値、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値4:106.566(5/11安値、-2σ)
下値5:106.442(日足・一目均衡表先行スパン下限、100月移動平均線、ピボット2ndサポート)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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