◆ 全くの動意薄… - 米国休場
「米国市場休場(米独立記念日の振替)」の影響にて、先週末は全くといっていいほど動きませんでした。
“ドル売り/円売り”がリスク通貨に対して幾分進行したものの、「綱引き」となっているドル円の動意に乏しく、変動幅は“わずか20pips”に押し留められました。
◆ 「流動性回帰」「コロナ感染第2波」が2大テーマ
本日は米国勢が戻ってきますので、テーマの一つは「流動性回帰」と見られます。
一方で「コロナ感染第2波」への懸念は拭えていませんので、“2つの兼ね合い”が方向性を見定める上でポイントになると見られます。
ただ本日発表される「米ISM非製造業景況指数」は、“ピークアウト→回復ペース”が意識されると見るのが自然です。
このため「リスク選好姿勢(ドル売り&円売り)」をまずは想定し、次いで「その継続性を見極める」が基本になるのではないかと考えます。
◆ 東京タイムは“円主導”、それ以降は“ドル主導”…?
オーダー状況を見ると、“7/1~7/2の61.8%戻し(107.845円)”には「ドル売りオーダー」、“日足・一目均衡表先行スパン下限(本日は107.283円)”付近には「ドル買いオーダー」が段階的に散見されています。
東京タイムは“円主導(円売り)”から「どこまで上値を伸ばせるか…?」、それ以降は“ドル主導(ドル売り)”にて「どこまで値を落とすか…?」を想定しつつ、「次なる方向性」を見極めたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:108.162(7/1高値、50週移動平均線、週足・一目均衡表先行スパン下限、+2σ)
上値4:107.959(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、大台)
上値3:107.845(7/1~7/2の61.8%戻し、100日移動平均線、月足・一目均衡表基準線、+1σ)
上値2:107.723(7/2高値、20週移動平均線、7/1~7/2の50%戻し水準)
上値1:107.565(7/3高値)
前営業日終値:107.505
下値1:107.435(7/3安値、50日移動平均線)
下値2:107.333(7/2安値)
下値3:107.251(20日移動平均線、日足・一目均衡表先行スパン下限/転換線)
下値4:107.117(6/23~7/1の50%押し)
下値5:107.000(大台、6/29安値)
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プロフィール
武市佳史(たけちよしふみ)
大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。
FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意
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