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マネパ為替分析 日刊レポート

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「底堅い」が基本も、まだ「明白な方向性は不在」…!?

2020年08月11日

◆ “ドル買い戻し”先行… 106円台回復

週末の米雇用統計は好内容となり、「米景況への悲観論」は緩和しています。
これに失業給付の上乗せ等を含む「景気対策の大統領令」にトランプ米大統領が署名したことから、“ドル買い戻し”が緩やかに進行しています。
一方で香港を巡って米中は「制裁合戦」を行っており、一定のリスク回避ニーズは残存しています。
このため一時“106.197円”へと上値を伸ばす場面こそ見られたものの、“上値の重さ”も相変わらずであり、現在は“106円ライン”を挟んだ小動きに終始しています。


◆ 「米景況への悲観論緩和」に振れやすいとは見るが…?

「いくつかの経済指標」は予定されていますが、本日は「米中対立激化(リスク回避の円買い)」と「米景況への悲観論緩和(ドル買い戻し)」との綱引きと見るのが自然です。
そして「強めの米雇用統計」「景気対策の大統領令」を考えれば、目先は“後者に振れやすい”と見るが妥当でもあります。
特に東京タイムは“米株式上昇→日経平均上昇→リスク選好の円売り”となりやすく、“後者が先行”する可能性は十分といえます。

ただし米国で歳出の決定権を持つのは、米議会です。
しかしその米議会では、景気対策を巡って“まだ揉めている”のが実状です。
つまり「一筋縄ではいかない」と見るのが、現時点では妥当ということにもなります。

もちろん「米景況への悲観論緩和」は事実ですので、“8/7安値(105.480円)”を再び割り込むにはかなりのパワーを要しそうになっている感はあります。
それでもさらなる上方向を志向するには“8/3高値(106.467円)”を明確に上回る必要がありますが、こちらもさらなる後押し要因が必要…?

「底堅い」が基本とは見るものの、現時点ではまだ「明白な方向性は不在」との認識で臨みたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:106.872(7/24高値、50日移動平均線、100月移動平均線)
上値4:106.642(7/1~7/31の61.8%戻し、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:106.467(8/3高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:106.197(8/10高値、週足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:106.105(20日移動平均線)
前営業日終値:105.958(日足・一目均衡表基準線、大台)
下値1:105.709(8/10安値、8/6~8/10の50%押し、ピボット1stサポート)
下値2:105.642(8/6~8/10の61.8%押し)
下値3:105.480(8/7安値、ピボット2ndサポート)
下値4:105.299(8/6安値、日足・一目均衡表転換線、-1σ、7/31~8/3の50%押し水準、ピボットローブレイクアウト)
下値5:105.000(大台、7/31~8/3の61.8%押し)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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