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マネパ為替分析 日刊レポート

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「ポジション形成」は手控えられやすく、「ポジション調整」は進行しやすい…?

2020年08月24日

◆ 対照的な欧米経済指標 - ユーロドルに“巻き戻し”

欧州タイム序盤にかけて“105.442円”へ押し下げられるなど、“上値の重さ”を意識する展開は続きました。
一方でその後は“ドル買い/ユーロ売り”が目立ち、NYタイム中盤にかけて“106.070円”へと押し戻されていきました。
背景にあるのは、「対照的な欧米経済指標」です。

先週末発表された仏・独・欧の製造業/サービス業PMIは、軒並み“事前予想を下回り”ました。
一方で米製造業/サービス業PMIはどちらも“上回り(19年1月/3月以来の高水準)”、米中古住宅販売件数に至っては“すこぶる好内容(06年12月以来の高水準)”となりました。
このため高騰してきたユーロドルに巻き戻しが入り、“1.1882ドル→1.1754ドル”と反落する過程の中で、前記したようにドル円は押し戻されていきました。

◆ 「中立」が基本だが…?

もちろん“上値の重さ”が払拭されたわけではありませんので、まだまだ予断を許さないのは事実です。
ただ先週の“ドル全面安”をけん引してきた“ユーロ”には、前記したように“ポジション調整”が入っているのが実状です。
このまま“底打ち→上値追い”を期待するのは時期尚早ではありますが、少なくとも「ドル全面安回帰」との見方は否定されたと考えることは可能です。
それでいて今週の注目は、何といっても「パウエルFRB議長講演(27日:ジャクソンホール)」と見られます。
つまり「積極的なポジション形成」は手控えられやすく、それでいて「ポジション調整」は進行しやすい…?

「方向感定まらず」が変わったわけではありませんので、あくまでも「中立(次なる方向感を探る)」が基本ということになります。
それでもこれまでの推移を考えれば、“より下値が堅い”と見たいところです。
「イメージ先行」で下押す場面があれば…?

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:106.442(週足・一目均衡表基準線、+1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:106.303(8/13~8/19の61.8%戻し)
上値3:106.213(8/20高値、週足・一目均衡表転換線)
上値2:106.070(8/21高値、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:106.000(大台、8/21高値後の76.4%戻し)
前営業日終値:105.800(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
下値1:105.682(8/21安値後の61.8%押し)
下値2:105.590(8/21安値後の76.4%押し)
下値3:105.442(8/21安値、ピボット1stサポート)
下値4:105.268(-1σ)
下値5:105.103(8/19安値、ピボット2ndサポート)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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