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マネパ為替分析 日刊レポート

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再びテーマは「リスク回避/選好」へ…!?

2020年09月23日

◆ “104円割れ”を示現も、すぐさま“反発”

引き続き“上値の重さ”が目立ったドル円は、21日には“104円割れ”へと売り込まれる場面を見せました。
しかし欧州では「コロナ感染再拡大」、英国では「合意なきBrexit」「マイナス金利導入」を巡る懸念が再燃しており、全般的に“欧州通貨売り”は進行しています。
このため対ユーロ・対ポンド主導でドルは反発に転じており、昨22日には“105円回復”を示現しています。


◆「米金融緩和長期化→ドル売り」ばかりが囃されるが…?

巷では「米金融緩和長期化→ドル売り」を囃す声が多いですが、実際は「リスク回避→ドル買い+円買い」の中で“ドル円下落”というのが実状です。
そしてこうした状況で最も懸念されるのは「ストップロス(投げ売り)」ということになりますが、IMM通貨ポジション(投機筋)ではすでに“円買い”に傾いています。
つまり“ストップロス”が発生する可能性は低く、逆に流動性の乏しい4連休にて無理して押し下げた分は“巻き戻される”可能性が増すことになる…?


◆「リスク回避/選好」は“綱引き”が基本、それでいて“104円割れ”というのは…?

「リスク回避/選好」がテーマ化しているということは、どちらが先行しても“綱引き(ドル⇔円)”となりやすいといえます。
このため“一方向への動意”は、引き続き、期待薄と見るのが自然です。
しかし前記“104円割れ”まで売り込まれた直後であることを考えれば、“もう一段の巻き戻し”は可能…。

「コロナ感染再拡大(欧州)」「合意なきBrexit(英国)」「追加景気支援策の審議難航(米国)」等を考えれば“リスク選好→円売り”は強まりにくいと見られます。
それでも“もう一段の巻き戻し(強含み)”には、十分に注意しておきたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:105.572(9/3~9/21の61.8%戻し、週足・一目均衡表転換線)
上値4:105.430(9/16高値、日足・一目均衡表基準線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:105.272(9/3~9/21の50%戻し)
上値2:105.172(9/17高値、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:105.076(9/22高値、大台、-1σ)
前営業日終値:104.949
下値1:104.664(9/21~9/22の38.2%押し)
下値2:104.537(9/21~9/22の50%押し、ピボット1stサポート)
下値3:104.403(9/22安値、9/21~9/22の61.8%押し、-2σ)
下値4:104.135(ピボット2ndサポート)
下値5:103.998(9/21安値、200月移動平均線、大台)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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