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マネパ為替分析 日刊レポート

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幾分、戻りを試す…!?

2020年10月29日

◆ 「リスク回避フロー」はさらに進行… ― 104円前半へ

「新型コロナ感染」は留まるところを知らず、昨日は到頭「部分的(独)&全国レベル(仏)のロックダウン再発動」へと発展しました。
「リスク回避フロー」は継続し、欧米株式は“急落”、そしてドル円は“104.113円”へと値を落としました。

一方、NYタイムには“拮抗(円買い⇔ドル買い)”、幾分“ドル買い優勢”となったこともあり、警戒された「104円割れ」へと発展することはありませんでした。
このため「もう一段の下値追い」こそ見られたものの、「一方向の動き」には発展しておらず、想定した「(1日を通せば)下値の堅さが確認される」になったともいえそうです。


◆ それでも「104円割れ」は回避される…?

…とはいえども、引き続き本日も「リスク回避フローの継続性」がテーマになると見られます。
「株価動向」「金利動向」、そして為替では「104円割れの有無」がポイントと見られるだけに、予断を許さないところです。
それでも急落した欧米株式に関しては“すでに織り込まれた”印象もあります。
つまり日経平均&アジア株式が“急落”に至ることがなければ、「104円割れは回避される」と見るのが自然でもあります。


◆ ECBには注意が必要だが…

もう一つ、本日は「日銀&ECBの金融政策」が予定されています。
どちらも“据え置き”が想定されていますが、「新型コロナ感染」の最中に行われる後者に関しては、一部で『予防的な金融緩和が発表される』との思惑が囁かれています。
つまり実際に緩和されれば“サプライズ”となるだけに、注意が必要ということになります。

それでも冒頭で記したロックダウンは、どちらの規模も“今春を下回る”に留まっています。
そう考えると「リスク回避フロー」がさらに加速するかは不透明といわざるを得ず、そうした中での「予防的な金融緩和」が実施される可能性は低いと考えるのが自然ということになります。

“懸念”は“懸念”として認識し続けておく必要がありますが、本日に関しては「過度の悲観論」を押さえながら、「幾分、戻りを試す」を想定しておきたいところです。
もちろん“上方向”に対しても、「一方向への動意」は限定されるのでしょうが…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:105.052(10/26高値、大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:104.886(10/27高値、日足・一目均衡表転換線、10/20~10/28の50%戻し)
上値3:104.736(10/20~10/28の38.2%戻し、10/26~10/28の61.8%戻し、-1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:104.555(10/28高値、10/26~10/28の50%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:104.449(10/28安値後の戻り高値、10/26~10/28の38.2%戻し水準)
前営業日終値:104.325
下値1:104.207(10/28安値後の押し目、-2σ)
下値2:104.113(10/28安値、ピボット1stサポート)
下値3:103.998(9/21安値、大台)
下値4:103.923(200月移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値5:103.660(3/9~3/24の76.4%押し、ピボットローブレイクアウト)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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