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マネパ為替分析 日刊レポート

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「緩やかに値を落とす」が本日のメインシナリオ…!?

2020年11月10日

◆ やはり「落とし穴」は待っていた - 105円台に急反発

「バイデン勝利宣言」を背景に、“リスク選好姿勢”は昨日も続きました。
これに「新型コロナワクチン開発」への期待感も加わったことで、昨日はさらに“リスク選好姿勢”が勢いを増したのも事実です。
しかし“株高”は継続したものの、“ドル売り”は目立ちませんでした。
“巻き戻し(積み上がっていたドル売りの買い戻し)”が入りやすい日柄だったことに加えて、“金利志向(米10年債利回りは0.973%へ急上昇)の円売り”が勢いを増したことも影響したからです。
このためクロス円は軒並み反発に転じ、“103円前半”で下値を探っていたドル円は“105.645円”への急反発を演じました。


◆ これで「すぐに大幅下落に逆戻り」は後退したが…?

本日は主だったイベントが不在となるだけに、「どこまで昨日の流れを引き継げるか?」がポイントになると見られます。
日経平均が続伸幅を広げ、米10年国債利回りが1.00%乗せを達成する等が見られれば、“リスク/金利選好→円売り”はさらに勢いを増す可能性も否定できないところです。

ただ“米大統領選開票直後水準(11/4:105.336円)”に戻したことで「すぐさま大幅下落に逆戻り」といったシナリオは描きづらくなったものの、昨日のドル円急反発は“巻き戻し”の影響が多分に機能したと見られます。
ここからさらに「上値を伸ばせるか?」に関しては、些か微妙…?

もちろん「新型コロナワクチン開発」への期待感がこのまま続き、さらに「トランプの敗北宣言」等が飛び出すようなことでもあれば、“10/8高値(106.107円)”辺りを目指す可能性はゼロではありません。
しかし本日に関しては、「緩やかに値を落とす(昨日の急反発のポジション調整)」をメインシナリオに据えたいところです。
明日は「米国休場(ベテランズデー)」というスケジュール感でもありますので…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:106.000(大台、+2σ)
上値4:105.876(100日移動平均線)
上値3:105.745(10/20高値)
上値2:105.645(11/9高値、20週移動平均線)
上値1:105.522(日足・一目均衡表先行スパン上限)
前営業日終値:105.380(日足・一目均衡表先行スパン下限、+1σ)
下値1:105.265(50日移動平均線)
下値2:105.000(大台、11/6~11/9の23.6%押し)
下値3:104.758(20日移動平均線、11/6~11/9の38.2%押し)
下値4:104.642(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
下値5:104.411(11/6~11/9の50%押し、日足・一目均衡表転換線)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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