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マネパ為替分析 日刊レポート

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“さらなる上値追い”は時期尚早…!?

2020年11月12日

◆ 上値を拡大も、押し戻される… - 105円半ば

昨日は「欧追加緩和」を背景にした“ユーロ売り”も見られたこともあり、概ね“ドル買い”は継続しました。
NYタイム中盤には“105.672円”へと上値を伸ばす場面を見せたドル円でしたが、一方で「新型コロナ感染拡大」は欧州のみならず、米国でも広がりつつあります。
このため“しっかり感”こそ見られるものの、“リスク選好一色”には発展しておらず、結局は“105円半ば”に押し戻されて昨日の取引を終えています。


◆ “下値の堅さ→押し目買い”が基本とは見るが…?

「新型コロナワクチン開発」を巡る“ポジティブ”に対し、「新型コロナ感染再拡大」という“ネガティブ”が対抗している構図といえます。
そして「思惑の強弱」こそ見られるものの、「傾斜し切る」には至っていない…。
つまり「方向感定まらず」は継続していると見るのが、やはり自然な状況といえそうです。

一時“日足・一目均衡表先行スパン上限(105.522円)”を上抜けただけに、“さらなる上値追い”への期待は募るところです。
しかし“押し戻された”ことを考えれば、“上値の重さ”を意識せざるを得ないのもまた事実です。

“105円台”を維持している限り、“下値の堅さ→押し目買い”が基本とは考えていますが、“さらなる上値追い”を期待するのはやはり時期尚早…?
目先は“利益確定売り”が先行する展開を、幾分警戒すべきかもしれません。
「新たなポジティブ」がさらに飛び出さない限りは…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:106.165(9/14高値、10/8高値)
上値4:106.000(大台、+2σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:105.842(100日移動平均線)
上値2:105.745(10/20高値、11/11高値、20週移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:105.522(日足・一目均衡表先行スパン上限)
前営業日終値:105.425(日足・一目均衡表先行スパン下限、+1σ)
下値1:105.234(50日移動平均線)
下値2:105.004(11/11安値、大台、ピボット1stサポート)
下値3:104.816(11/10安値、20日移動平均線)
下値4:104.719(11/6~11/11の38.2%押し、ピボット2ndサポート)
下値5:104.642(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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