FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

マネパ為替分析 日刊レポート

最新の記事

「何が何でも」には“違和感”しか…!?

2020年11月16日

◆ 予想に反する“さらなる下値追い” - 104円半ばへ

前日の流れそのままに、先週末も“上値の重さ”が先行しました。
この影響にて“105円割れ”へとドル円は下値を拡大しましたが、ただテーマは前日とは異なっていました。
“リスク回避→円買い”だった前日に対して、先週末は“リスク選好→ドル売り”となっていたからです。

背景にあるのは、どちらも「新型コロナ感染再拡大」でした。
ただ前日が「再拡大」を囃したのに対して、先週末は「峠を越した」との思惑が先行したという違いがあります。
つまり普通に考えれば“巻き戻し”が先行しやすい場面といえますが、先週末に関しては前記“リスク選好→ドル売り”として下値拡大につながったという経緯があります。


◆ ただ“綱引き”は変わっていない…?

現状を一言でいうならば、「テーマが定まらない」です。
つまり「方向感も定まらない」と見るのが自然である中、「何が何でも下方向」といった動き方には “違和感(無理やり感)”しかありません。

「コロナ感染再拡大」が引き続き“リスク回避姿勢”を促すと見られますが、「コロナワクチン開発→株高」は明らかに“リスク選好姿勢”を促す要因です。
それでいてドルと円の関係は、“綱引き(円買い⇔ドル買い、もしくは円売り⇔ドル売り”というのが基本です。

「(104円後半を中心に)次なる方向性を探る」を基本としつつ、「幾分巻き戻し先行(上方向)」といった展開を本日は想定したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:105.356(日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:105.248(11/11~11/13の61.8%戻し、+1σ)
上値3:105.150(11/13高値、50日移動平均線、11/11~11/13の50%戻し)
上値2:104.987(11/11~11/13の38.2%戻し、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:104.680(20日移動平均線、週足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:104.594
下値1:104.424(11/6~11/11の50%押し、日足・一目均衡表転換線/基準線、ピボット1stサポート)
下値2:104.129(11/6~11/11の61.8%押し、-1σ、ピボット2ndサポート)
下値3:104.000(大台)
下値4:103.928(200月移動平均線)
下値5:103.765(11/6~11/11の76.4%押し、ピボットローブレイクアウト)

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引、証券取引、および暗号資産CFD取引(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)に関するご注意


【パートナーズFXおよびパートナーズFXnano】
パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。但し、一般社団法人金融先物取引業協会が為替リスク想定比率を算出していない通貨ペアにつきましては、一般社団法人金融先物取引業協会と同様の算出方法にて当社が算出した為替リスク想定比率を使用しております。取引手数料は無料です。なお、外貨両替については1通貨あたり0.20円、受渡取引については1通貨あたり0.10円の手数料をいただきます。

【CFD-Metals】
CFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。

【証券】
国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。有価証券のお預りが無く、一定期間証券口座のご利用が無い場合等は、別紙 ①「手数料等のご案内」に記載の 証券口座維持管理手数料1,100円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

【暗号資産CFD】
暗号資産は法定通貨(本邦通貨又は外国通貨)ではなく、特定の者によりその価値を保証されているものではありません。暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。暗号資産CFDは、取引時の価格の変動により、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。暗号資産CFDの取引に必要な証拠金は、取引の額の50%以上の額で、証拠金の約2倍までの取引が可能です。取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 一般社団法人日本暗号資産取引業協会

このページの先頭へ