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マネパ為替分析 日刊レポート

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“さらなる下値追い”への期待より、“下げ渋り”への想定を…!?

2020年11月27日

◆ 「方向感定まらず」 - 104円前半

前日と同じく、“リスク選好姿勢”は昨日も継続しました。
ただ米感謝祭に伴った流動性低下の影響もあり、「方向性定まらず」から抜け出すには至りませんでした。
幾分“ドル売り”が勝ったものの、“104.20円”付近に展開する「まとまった規模のドル買いオーダー」をこなし切れず、その後は膠着となっています。


◆ 引き続き「盛り上がりに欠く」…?

本日は祝日ではありませんが、米国市場では株式・債券が短縮取引となります。
このため「(事実上の)休場ムード」が蔓延する可能性は否めず、「盛り上がりに欠く」「方向感定まらず」は継続する可能性が高まっています。
そうした中での基本は「レンジ内での揺れ動き」であり、警戒すべきは「仕掛け的な動き」と見るのが妥当ということになります。


◆ “上値の重さ”は変わらないだろうが…!?

それでも「まとまった規模のドル買いオーダー」が“104.20円”付近に展開しているだけに、明確に割り込めれば“勢い”がつく可能性がありますので、警戒は必要です。
しかし明確に割り込まなければ…?

「まとまった規模のドル売りオーダー」が“104円後半→104.50円付近”へ引き下げられたとの話もありますので、“上値の重さ”は変わらないと見るのが自然かもしれません。
それでも現時点では“さらなる下値追い”を期待するよりも、“下げ渋り”を想定しておきたい局面といえるかもしれません。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:104.758(11/24高値)
上値4:104.663(ピボットハイブレイクアウト、週足・一目均衡表転換線)
上値3:104.597(11/25高値、11/24~11/26の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:104.473(11/26高値、11/24~11/26の50%戻し)
上値1:104.406(ピボット1stレジスタンス、20日移動平均線、日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:104.244(日足・一目均衡表転換線)
下値1:104.148(11/24安値、ピボット1stサポート)
下値2:104.074(11/18~11/24の61.8%押し、大台、ピボット2ndサポート)
下値3:103.925(200月移動平均線)
下値4:103.854(-1σ、ピボットローブレイクアウト)
下値5:103.651(11/18安値)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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