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マネパ為替分析 日刊レポート

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ユーロドルの“過熱感”が囃され出す…!?

2020年12月04日

◆ “円売り”は失速… - “103円後半”へ逆戻り

「綱引き(コロナワクチン VS コロナ感染再拡大)」は続いているものの、昨日は“リスク選好→円売り”が失速しました。

“104.530円”へ上昇する場面こそ見られたものの、“前日高値(12/2:104.751円)”には届きませんでした。
このためその後は“リスク選好→ドル売り”に押され、NYタイム序盤には“104円”を割り込み、そして同中盤には“103.670円”へと値を落としました。
一方で“11/18安値(103.651円)”にはわずかに届きませんでした。
このためその後は急速に“下げ渋り”へと転じ、そのまま“103円後半”で昨日の取引を終えています。


◆ ただ「テーマが変わったわけではない」…?

割り込むと“11/6安値(103.176円)”“3/12安値(103.074円)”辺りが見えてこないとも限らないだけに、「予断を許さない」のは事実です。
しかし取り敢えずですが「サポートされた」格好となっており、また「特にテーマが変わった」という状況でもありません。
『米ファイザー製ワクチン・出荷目標引き下げ(1億回分→5000万回分)』を材料視する向きもありますが、昨日の下落は“報道前”でした。
「大きな影響はない(関係なし)」と見るのが、やはり妥当なように感じます。

“1.20ドル”を突破したユーロドルの上昇スピード(ユーロ買い・ドル売り)が加速していますが、週末ということを考えれば「そろそろ“過熱感”が囃される」という時間帯に入りつつあるともいえます。

「割り込めば…?」との懸念は頭をよぎるものの、ここは「下値は堅い」を想定しつつ、神経質なマーケットに対峙したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:104.424(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
上値4:104.338(12/2~12/3の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値3:104.211(12/2~12/3の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値2:104.083(12/2~12/3の38.2%戻し)
上値1:104.000(大台)
前営業日終値:103.844(200月移動平均線、-1σ)
下値1:103.651(11/18安値、12/3安値)
下値2:103.499(ピボット1stサポート)
下値3:103.176(11/6-9安値、-2σ、ピボット2ndサポート)
下値4:103.074(3/12安値)
下値5:103.000(大台)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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