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マネパ為替分析 日刊レポート

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意外と「104円割れ」は維持できない…!?

2020年12月16日

◆ “リスク選好”優勢 - 104円割れ

見誤った…。

「コロナワクチン接種」「米追加経済対策」「米追加緩和」を背景に、筆者の思惑に反して昨日は“リスク選好姿勢”が上回りました。
米株式は“上昇(ナスダックは史上最高値を更新、NYダウもザラ場ベースで更新)”、米債券は“下落(10年債利回りは0.92%台に上昇)”を見せる中、為替市場では幅広い通貨に対して“ドル売り”が進行しました。
こうして下方圧力が強まったドル円は、居心地のよかった“104.00-20円台”を終値ベースで割り込んで、昨日の取引を終えています。


◆ ただ過去を振り返れば…

割り込んでしまったことを考えれば、目先は“上値の重さ”を想定せざるを得ないところがあるのは否めません。
しかし今年5回目となる「終値ベースの104円割れ」ですが、過去4回はいずれも“短命(1日:3/9or12/3、2日:11/5-6、3日:11/18-20)”に終わっている事実があります。
今回もそうなるとはいい切れませんが、意外と「104円割れ」は維持できない…?


◆ 下値追いの起爆剤ともなり得るものだが…? - FOMC

こうした中、本日は「FOMC声明(28:00)」が予定されています。
「フォワードガイダンス変更(増額or長期化等)」が有力視されるだけに、思惑的には“もう一段のドル売り”が想定される環境といえます。
ただすでにある程度は“織り込み済”という印象がある中、高騰続ける米株式を考えて“現状位置(さらにバブル化しかねない)”との見方が存在するのもまた事実です。
こうした状況下、“さらなる下値追い”へ果たして発展できるか…?

新たなネックラインとして機能している感のある“12/14安値(103.513円)”に関しては、まだ割り込んでおりません。
見誤ったばかりではありますが、やはり“幾分上方向”を期待して臨みたいところです。
もっとも発表までは、“様子見”が基本路線なのでしょうが…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:104.378(+1σ、11/11~12/14の38.2%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:104.269(12/11高値、12/2~12/14の61.8%戻し)
上値3:104.147(12/15高値、20日移動平均線、12/2~12/14の50%戻し水準)
上値2:104.000(大台、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:103.892(200月移動平均線、-1σ)
前営業日終値:103.639
下値1:103.513(12/14安値、-2σ)
下値2:103.447(ピボット1stサポート)
下値3:103.255(ピボット2ndサポート)
下値4:103.176(11/6-9安値)
下値5:103.074(3/12安値)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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