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マネパ為替分析 日刊レポート

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「知ったら終い(しまい)」となる可能性あり…!?

2020年12月17日

◆ “リスク選好”継続 - “103円前半”へ

「コロナワクチン接種」「米追加経済対策」「米追加緩和」への期待は続き、昨日も“リスク選好姿勢→ドル売り”が先行しました。
この影響にて“ネックライン(12/14安値:103.513円)”を割り込んだドル円は、欧州タイム序盤には“103.260円”へと下値を拡大する場面を見せました。
一方でFOMCを控えるスケジュール感にてその後は緩やかに“巻き戻し”が入り、“103円半ば”へと値を戻して、発表の時を迎えました。


◆ 概ね“予想通り”… - FOMC

 『政策金利を0-0.25%で据え置き』
 『債券購入(QE)を1200億ドルで据え置き』

一部で期待された「QE増額or長期化」等は見送られました。
また“ばらつき”こそ見られましたが、「金利見通し」も幾分“タカ派寄り”という内容でした。
こうして“巻き戻し”が誘引され、発表直後には“103.913円”へと反発する場面を見せています。
ただしその後のパウエルFRB議長会見では『追加緩和の可能性』が指摘され、『緩和姿勢』も強調されたこともあり、「金融緩和長期化」を改めて織り込み直す動きが活発化しており、“103円半ば”へ押し戻されて昨日の取引を終えています。


◆ マーケットの目は「欧州に向かう」…?

こうして概ね“予想通り”の内容ではあるものの、“ドル売り(戻り売り)”が顕著となっている状況は否めないところがあります。
さらに“週内に動く”という可能性を秘めた「米追加経済対策」も考えれば、“リスク選好→ドル売り”が継続する可能性を想定せずにはいられないところもあります。

しかし本日のテーマは「英金融政策」と見られ、さらに「Brexit交渉」も合わせて考えれば、マーケットの目は「欧州に向かう」と考えるのが自然です。
そして昨日はユーロドルが“1.22ドル”に乗せる場面を見せているだけに、“過熱感(上昇往き過ぎ)”が意識されてもおかしくないところでもあります。

想定に反した動き(見誤った)が続いている以上、目先は「様子見」とせざるを得ないところはありますが、「知ったら終い(しまい)」「(ドルを)噂で売って、事実で買い戻す」となる展開には、十分に注意しておきたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:104.147(12/15高値、20日移動平均線、11/11~12/16の38.2%戻し、12/2~12/16の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:104.006(12/2~12/16の50%戻し、大台)
上値3:103.913(12/16高値、日足・一目均衡表転換線、200月移動平均線、)
上値2:103.830(12/2~12/16の38.2%戻し)
上値1:103.756(-1σ、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:103.416(-2σ)
下値1:103.260(12/16安値)
下値2:103.176(11/6-9安値、ピボット1stサポート)
下値3:103.074(3/12安値、大台)
下値4:102.877(ピボット2ndサポート)
下値5:102.493(ピボットローブレイクアウト)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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