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マネパ為替分析 日刊レポート

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“戻りの鈍さ”ばかりが目立った先週末…!?

2020年12月21日

◆ “巻き戻し”先行、しかし“限定的”…

前日までに進行した“ドル売り”は、幾分巻き戻されました。
週末特有の「ポジション調整」が入った格好であり、“前日安値(102.869円)”から見ると“70pips(銭)強”は一時値を戻していきました。

一方で「Brexit交渉難航」「新型コロナ・変異種感染拡大(事実上、ロンドンはロックダウン)」等を背景にした“リスク回避→ドル買い(戻し)”という後押しが欧州であったものの、「米追加経済対策・大筋合意」という“リスク選好要因→ドル売り”が米国では残存しています。
このため“戻りは限定的”となっており、「方向感定まらず」から抜け出せていないのが実状といえます。


◆ “104円回復”を目指せなかったという事実が…?

これで「終値ベースの104円割れ」といった状況は、“今年最長(4日間)”へと拡大しました。
特に「9か月ぶりのドル安水準」「実質的な5・10日」「週末」が重なった先週末でも“104円回復”を目指せなかったという点は、真摯に向き合う必要がありそうです。

“もう一段の下値追い”につながるかは未知数(微妙?)といわざるを得ませんが、“上値が重い”をより意識せざるを得ないということは、やはり認識しておく必要がありそうです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:104.000(大台、20日移動平均線、日足・一目均衡表基準線)
上値4:103.913(12/16高値、200月移動平均線、11/11~12/17の38.2%戻し、12/10~12/17の61.8%戻し)
上値3:103.835(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:103.724(12/10~12/17の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値1:103.591(12/18高値、-1σ、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:103.307
下値1:103.230(12/17~12/18の50%押し)
下値2:103.145(12/17~12/18の61.8%押し、-2σ)
下値3:103.000(大台、12/18安値、ピボット1stサポート)
下値4:102.869(12/17安値、ピボット2ndサポート)
下値5:102.555(ピボットローブレイクアウト)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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