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マネパ為替分析 日刊レポート

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“ドル売り”との決め付けは禁物…!?

2021年01月07日

◆ やはり「知ったら終い」 - 一時“103円半ば”へ

注目の「米ジョージア州上院選・決選投票」は、“トリプルブルー(民主党が2議席奪取)”への思惑を高めました。
「大規模な財政出動」へと傾いた思惑は、“米国債売り(10年債利回りは一時1.05%台に急上昇)”“米株買い(NYダウはさらに史上最高値更新)”を促しました。

そして為替では“ドル売り”がさらに高まるかに思われましたが、前記“利回り上昇”をキッカケにして、昨日は「知ったら終い」が勝りました。
「噂で売って、事実で買い戻す」よろしく、一時は“103.442円”への反発を見せています。
もっとも“積極的なポジション形成”がなされているわけではありませんので、“勢い加速”に発展するには至っておりません。
このためその後は“上げ渋り”に転じ、“103円付近”に押し戻されて昨日の取引を終えています。


◆“ドル売り”に意識は向きやすいが…?

“上値の重さ”が改めて示された格好となるから、想定通りの“ドル売り”に意識が回帰してもおかしくないところがあるのは事実です。
しかし昨日こそ“米株買い”で反応したものの、「大規模な財政出動」というのは“(高騰続く)米株のポジション調整”を促してもおかしくない要因でもあります。
そう考えると“リスク選好→ドル売り”と、一概に決めつけることはできない…?

“12/28~1/6の61.8%戻し(103.401円)”とほぼ合致した水準で押さえられたことを考えれば、テクニカル的には“上値の重さ”に意識が向かいやすいと見るのが自然です。
しかしそれがはっきりとするのは、“1/6安値後の61.8%押し(102.916円)”を明確に下回ってから…?

やはり現時点では、“102.916-103.442円”をレンジとする「神経質な揺れ動き」を想定しておくべきかもしれません。
どちらに抜けるかを、固唾を呑んで見守りながら…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:103.802(12/29高値、200月移動平均線)
上値4:103.671(日足・一目均衡表基準線)
上値3:103.582(12/30高値)
上値2:103.442(1/6高値、20日移動平均線、12/28~1/6の61.8%戻し水準、ピボット1stレジスタンス)
上値1:103.246(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:103.068(-1σ、大台)
下値1:102.916(1/6安値後の61.8%押し)
下値2:102.792(1/6安値後の76.4%押し)
下値3:102.686(-2σ)
下値4:102.591(1/6安値、ピボット1stサポート)
下値5:102.231(12/17~12/28の161.8%返し、ピボット2ndサポート)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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