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マネパ為替分析 日刊レポート

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“もう一段の巻き戻し”が期待できる局面…!?

2021年01月12日

◆ “ドル買い”はさらに進行… - 一時“104円半ば”へ

「トリプルブルー」を背景にした“米利回り上昇”は、週明けの昨日も続きました。
『10年国債利回り上昇は懸念しない』『コロナ禍からの米景気回復は予想より早い』とのボスティック・アトランタ連銀総裁発言も、後を押した印象があります。
6日に1%台に乗せた米10年国債利回りは、昨日は1.14%台半ばへとさらに上昇しました。
これに引っ張られる格好でドル円は、“104.396円”へとさらに上値を伸ばしました。

一方で「トランプ大統領罷免」への動きもあり、“米株買い”は続くことはありませんでした。
米議会は混乱し、「追加景気対策が遅れる」との見方も存在するため、「方向感定まらず」から抜け出せているわけではありません。
やや“ドル買い(戻し)”が先行しているものの、“上値が重い”も並立しているのが実状といえます。


◆ 「“104円台”を維持できれば…?」との枕詞はつくが…?

それでも「トリプルブルー→大規模財政支出」への思惑は根強く、目先は“金利選好→ドル買い”が継続する可能性が期待されるところです。
14日には「新たな景気回復策を発表」とも伝わりますので、「(財源確保に向けた)国債増発」への思惑が高まりやすいと見られるからです。
問題は“104円半ば~後半”に展開する、「ドル売りオーダー」の存在です。
突破できれば“もう一段の巻き戻し”も期待も、さらに増そうといったところでもあります。

“日足・一目均衡表先行スパン下限(本日は104.317円)”の下に押し戻された昨日ですが、テクニカル的な上値メドは“同上限(104.645円)”、そして“100日移動平均線(104.721円)”と見られます。
「“104円台”を維持できれば…?」との枕詞はつきますが、“もう一段の巻き戻し”を期待しながら、引き続き「神経質な揺れ動き」と対峙したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:104.758(11/24高値、12/2高値、100日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:104.642(日足・一目均衡表先行スパン上限)
上値3:104.578(12/10高値、20週移動平均線)
上値2:104.467(ピボット1stレジスタンス、1/11高値)
上値1:104.317(日足・一目均衡表先行スパン下限、+2σ)
前営業日終値:104.230
下値1:104.000(大台、50日移動平均線)
下値2:103.852(1/11安値、週足・一目均衡表転換線、200月移動平均線、+1σ、ピボット1stサポート)
下値3:103.706(1/6~1/11の38.2%押し)
下値4:103.605(1/8安値、日足・一目均衡表基準線、ピボット2ndサポート)
下値5:103.494(1/6~1/11の50%押し、20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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