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マネパ為替分析 日刊レポート

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“往き過ぎ→ポジション調整”の範囲内…!?

2021年01月13日

◆ “米10年債利回り上昇”に陰り… - “103円台”に反落

“底堅い”が勝ってきたドル円でしたが、昨日は“日足・一目均衡表先行スパン下限(104.317円)”で執拗に上値を押さえられました。
そうこうしている内にけん引してきた“米10年債利回り上昇”が、「順調な米10年国債入札」を背景に陰りを見せ始めました。
こうなると“上値が重い”により意識が向かいやすく、“1.18%半ば→1.13%割れ”に引っ張られる格好で“104.328円→103.718円”へと値を落としていきました。


◆ それでも“崩れた”と見るのは…?

もっとも「トリプルブルー→大規模財政支出」への思惑は、決して萎んだわけではありません。
さらにマーケットの関心も「新たな米景気回復策&パウエルFRB議長講演(いずれも14日)」に向かっていますので、“米10年債利回り上昇”への思惑は根強いものがあります。
こうした中で“104円割れ”となっても、“天井→反落→ドル売り再開”と見るのは些か…?

当該“103円台”というのは、「直近1カ月の中心レンジ(終値で外れたのは1/5or1/11の2回のみ)」に当たります。
また下値の目途と見られる“1/6~1/11の50%押し(103.494円)”にも、まだ到達しておりません。
もう少し“下値を窺う”が見られるかもしれませんが、“崩れた”というよりも“往き過ぎ→ポジション調整”の範囲内と見て、「神経質な揺れ動き」と引き続き対峙したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:104.396(1/11高値)
上値4:104.317(日足・一目均衡表先行スパン下限、1/12高値)
上値3:104.186(+2σ、1/11~1/12の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:104.000(大台、50日移動平均線)
上値1:103.862(200月移動平均線、週足・一目均衡表転換線、+1σ)
前営業日終値:103.745
下値1:103.605(1/8安値、日足・一目均衡表基準線)
下値2:103.494(1/6~1/11の50%押し、20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値3:103.281(1/6~1/11の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:103.141(-1σ)
下値5:102.949(1/7安値、大台、ピボットローブレイクアウト)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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