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マネパ為替分析 日刊レポート

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ここまで押せば…!?

2021年01月21日

◆ “ドル売り”“円売り”並立も、昨日は“ドル売り”優勢… - “103円半ば”

「円が勝る」と踏んだ昨日でしたが、見誤った…。


「バイデン新大統領」は大きな混乱もなく誕生し、『財政出動』への期待は維持されました。
このため“リスク選好姿勢→株高”は継続し、米主要3指数(NYダウ/ナスダック/S&P500)は軒並み史上最高値を更新しました。

一方で為替では、“リスク通貨買い→ドル売り+円売り”が進行しました。
しかしドルは対ポンド等で“年初来安値”を更新したように、昨日は“円売り”より“ドル売り”が目立ちました。
この影響からドル円では“上値の重さ”が目立ち、NYタイム中盤にかけて“103.448円”へと下値を拡大する場面が見られています。


「往って来い(全戻し)」「ネックライン割れ」は懸念だが…?

「往って来い(全戻し)」が示現し、さらに「ネックライン(1/13安値:103.523円)」を割り込んだことを考えれば、“もう一段の下値追い”につながってもおかしくないところがあるのは事実です。
しかし“崩れる”には至っていないのもまた事実ですので、このまま“もう一段の下値追い”と決めつけるのは…?


◆ 『財政出動』ばかりがテーマではない…!?

次々と大統領令に署名する状況を踏まえれば、『財政出動』への期待が増幅する可能性はゼロではありません。
そうなると“リスク選好→ドル売り”がさらに加速する展開も懸念されるだけに、楽観はできないところがあります。

しかしこの新政権には『(財源確保に向けた)国債増発』への懸念も見え隠れしています。
少しでもそちらに意識が向かうようなことがあると、一転して“利回り上昇→ドル買い戻し”となる可能性もゼロではありません。
そうした中で米10年債利回りは、すでに昨日に“1.073%”への低下を見せています。

見誤ったばかりではありますが、ここまで押せば“買い拾い”、少なくとも“崩れない”との見方は、継続したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:104.195(1/14高値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値4:104.082(1/19高値、ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値3:103.934(1/20高値、日足・一目均衡表転換線、+1σ)
上値2:103.833(ピボット1stレジスタンス、50日移動平均線、200月移動平均線)
上値1:103.675(週足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:103.539(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
下値1:103.448(1/20安値)
下値2:103.347(ピボット1stサポート)
下値3:103.281(1/6~1/11の61.8%押し、-1σ)
下値4:103.154(ピボット2ndサポート)
下値5:102.949(1/7安値、大台)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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