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マネパ為替分析 日刊レポート

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“上値重い”でも、“大きな抵抗ライン”は不在…!?

2021年03月08日

◆ “ドル買い”継続… - “108円半ば”に続伸

“さらなる上値追い”…。

注目の米雇用統計が“強め(NFP:+37.9万人、前回分も+16.6万人に上方修正/失業率も6.2%にさらに改善)”となったことから、「米10年国債利回り上昇」が加速したからです。
こうして“2020年2月以来水準(1.62%)”に上昇するにつれて、“金利選好→ドル買い”はマーケットを席巻しました。
“テクニカル的な節目(20/7/1高値:108.162円)”を上回ったことによる後押しもあり、“昨年6月以来水準(108.639円)”へと駆け上がりました。

この後は「週末のポジション調整」もあって、それぞれ“1.54%(米10年国債利回り)/108.093円(ドル円)”へと低下する場面が見られました。
しかし『足元の米10年国債利回り上昇は問題視しない』とのFRB要人発言が相次いだことを背景にして、“下値の堅さ”は相変わらずのまま、先週末の取引を終えています。


◆ “上昇往き過ぎ”への懸念は燻り続けるが…?

「早過ぎる上昇スピード」等を考えれば、“上昇往き過ぎ→利益確定売り”が台頭する可能性はゼロではありません。
しかし「コロナワクチン接種」が意識されている状況は、「日米金利格差拡大」へと傾斜しやすいと見るのが自然です。
さらに間もなく成立すると見られる「米追加経済対策」まで考えれば、やはり“ドル買い安心感”が囃されやすいと見るのが妥当…?

「相応のドル売りニーズ」が“108円台”には潜んでいるとも見られますが、テクニカル的には「大きな抵抗ラインは“20/6/5高値(109.846円)”まで不在」ということは、頭の片隅に残しておきたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:109.158(50月移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:109.005(200週移動平均線、大台)
上値3:108.746(100月移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値2:108.639(3/5高値)
上値1:108.510(3/5高値後の76.4%戻し)
前営業日終値:108.368(+2σ)
下値1:108.093(3/5NYタイム安値)
下値2:108.000(大台)
下値3:107.910(ピボット1stサポート)
下値4:107.816(3/5安値)
下値5:107.761(2/23~3/5の23.6%押し)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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