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マネパ為替分析 日刊レポート

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まだ「ネックライン」を割ったわけではない・・・!?

2021年04月09日

◆ さらに「米10年国債利回り」低下… - 一時“109円割れ”

見誤った…。

『現行レンジを抜けるのは至難の業』と見た昨日でしたが、“109円割れ”へと売り込まれました。
「ワクチン供給の不透明感(英アストラゼネカ関連)」「弱めの米新規失業保険申請件数(2週連続増)」等を背景に、注目の「米10年国債利回り」が押し下げられたからです。
こうして“ポジション調整(解消?)”はさらに進行し、“109.50-40円”に展開する「ドル買いオーダー」を吸収したドル円は、NYタイム序盤に“108.995円”へと値を落としました。

その後は「米利回り低下」、そして相次ぐ「米金融緩和策長期化発言」から米株式は“軒並み上昇(S&P500は連日の最高値更新)”したことで、次第に“リスク選好→円売り”が目立ち始めました。
投資家心理を探るVIX指数も“さらに低下(16.5)”したこともあり、緩やかに値を戻し、“109.25円水準”で昨日の取引を終えています。


◆ 本日も「米10年国債利回り」がポイントだが…?

本日も「米10年債利回りを睨みながら…」と見られますが、ポイントとなるのは昨日も記した「節目(1.70%)回復 VS ネックライン(1.587%)割れ」です。
前者からは“乖離”してしまったものの、まだ後者を“割った”というわけでもありません。
そうなると現時点で“下放れた”と見るのは、やはり早計…?

コロナ禍からの経済回復を“米国が先導”している状況に何ら変化はなく、景況間格差の面でも“米国にアドバンテージ”があるのも事実です。
“もう一段のポジション調整(解消?)”が進行するリスクはありますが、現時点ではやはり『しばらく明白な方向性は出ない』『あくまでポジション調整の範囲内』との認識で臨みたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.000(大台、4/7高値、日足・一目均衡表転換線、月足・一目均衡表先行スパン下限、3/31~4/8の50%戻し)
上値4:109.899(4/8高値)
上値3:109.747(3/31~4/8の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:109.510(20日移動平均線)
上値1:109.390(日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:109.263
下値1:109.137(50月移動平均線)
下値2:108.995(4/8安値、200週移動平均線、100月移動平均線、大台)
下値3:108.872(ピボット1stサポート)
下値4:108.809(-1σ)
下値5:108.696(3/25安値、2/23~3/31の38.2%押し)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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