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マネパ為替分析 日刊レポート

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遅ればせながら“一旦様子見”・・・!?

2021年04月20日

◆ 「米10年国債利回り」には連動せず、「三重苦」も重なり・・・ - ドル全面安

見誤った…。

『週内よりJ&Jワクチン接種が再開見込み(ファウチ米国立アレルギー感染症研究所所長)』との見解もあり、「米景況への楽観論」は維持されています。
この影響から「米10年国債利回り」は“1.617%”へ一時上昇、終値ベースでも“1.6%台”を回復しました。
しかし「米利回りの頭打ち感」が払拭されることはなく、幅広い通貨に対して“ドル売り”は進行しました。

さらに昨日は「欧ワクチン接種加速」への期待から来る“ユーロ買い”や、「ワクチン効果が英経済指標に表れる」との見方を背景にした“ポンド買い”も重なった印象があります。
「米中緊張感増幅→日中懸念に波及も…?」との思惑を背景にした“リスク回避的な円買い”もあったことを踏まえれば、致し方ない動きといえるかもしれません。
こうして下値メドと見ていた“ネックライン(3/23安値:108.402円)”を割り込むと、本日東京タイムには“108円割れ(安値は107.973円)”を示現するに至っています。


◆ 「真空地帯」を控えているだけに…?

「まとまった規模のドル買いオーダー(108.00-107.90円水準)」が散見されていますので、このまま“さらなる下値追い”につながるかは些か微妙です。
さらに昨日下落に対する「ポジション調整(買い戻し)」の可能性もあるだけに、“下値が堅い→急反発”となる可能性も否めないところではあります。
ただし“107円台”というのは、いわゆる「テクニカルの真空地帯(3/4急騰時に一気に通過、主だった節目が不在)」に当たる中、「拠り所(ドル円のネックライン)」を割り込んだばかりです。
さらに「従来フロー(米10年債利回りに連動)」が崩れたとあっては…?

遅ればせながらここは“一旦様子見”とし、「マーケットが何をテーマにするか?」を見極めたいところです。
“取り逃す”ことになるかもしれませんが…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:108.964(4/15-16高値、日足・一目均衡表転換線、200週移動平均線、100月移動平均線、4/9~4/19の50%戻し、大台)
上値4:108.825(4/19高値)
上値3:108.755(4/9~4/19の38.2%戻し)
上値2:108.653(-1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:108.305(4/19NYタイム高値《3/19安値後の戻り高値》)
前営業日終値:108.138(50日移動平均線)
下値1:108.011(4/19安値、大台)
下値2:107.941(2/23~3/31の50%押し、週足・一目均衡表転換線、-2σ)
下値3:107.816(3/5安値、ピボット1stサポート)
下値4:107.511(ピボット2ndサポート)
下値5:107.448(日足・一目均衡表先行スパン上限)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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