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マネパ為替分析 日刊レポート

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一方「上方ブレイクは成功」…!?

2021年05月13日

◆ まさか、まさかの米CPI… - 109円後半

ポジティブ・サプライズ

注目の「米消費者物価指数(CPI)」は、“上振れ予想(+3.6%)”に輪をかけた“好内容(+4.2%)”でした。
この影響から「米インフレ懸念→テーパリング期待→株安」は加速しましたが、一方で「米10年国債利回り上昇→金利選好→ドル買い」も台頭しました。
ただ現マーケットは「米10年債利回り主導」の印象もあり、“リスク回避姿勢→円買い”よりも“金利選好→ドル買い”がより目立ちました。
こうして発表時には“108.70円水準”で推移していたドル円は、一気に“109.683円”へと駆け上がりました。


◆ 本日は“上値が重い”が妥当だが…?

クラリダFRB副議長の『必要があればインフレ抑止には躊躇しない』発言が後を押した印象はありますが、一方で『インフレ上昇は年内に鈍化』との認識も変わっていないことが示されました。
つまり現時点で台頭する「(早期の)テーパリング期待」は、『そう長くは続かない』と見るのが自然…?
さらに“節目(1.70%)”に迫る「米10年債利回り」を踏まえれば、本日は“上値が重い”と見るのが妥当でもあります。
それでも“5/3~5/7の61.8%戻し(109.176円)”を突破した状況は、テクニカル的には「上方ブレイク成功」と見ることが可能…?

前記米CPIの後ということもあって、本日予定される「米卸売物価指数(PPI)」への関心度は高くありません。
それでも「テーパリング期待」が台頭する状況であることを踏まえれば、“好内容(特に昨日のようなサプライズ)”への期待は“残存する”と見ておく必要がありそうです。
もちろん“ポジティブ”のみならず、“ネガティブ”へのリスクも孕んでいますが…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.553(4/6高値、4/23~5/3-5/7の100%返し)
上値4:110.436(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:110.040(3/23~3/31-4/23の100%返し、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値2:109.958(4/9高値、月足・一目均衡表先行スパン下限)
上値1:109.766(4/12-13高値、+2σ)
前営業日終値:109.680
下値1:109.469(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値2:109.278(+1σ)
下値3:109.174(5/11~5/12の38.2%押し、週足・一目均衡表転換線、100月移動平均線)
下値4:109.104(50月移動平均線、50日移動平均線)
下値5:109.017(5/11~5/12の50%押し、日足・一目均衡表転換線、大台)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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