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マネパ為替分析 日刊レポート

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「方向感定まらず」は変わっていない…!?

2021年05月21日

◆ 早くも「テーパリング期待」は後退… - 108円後半

FOMC議事要旨を機に再燃した「テーパリング(緩和縮小)期待」は、早々に緩みました。
「フィラデルフィア連銀製造業PMI(31.5、前月比△18.7)」がそうだったように、直近(FOMC後)の米経済指標は“事前予想に届かない”が目立っているからです。
このため“その実現性”に疑問符が付けられる格好となり、前日とは一転して「米10年国債利回り低下」が進行しました。
“1.62%台”に値を落とすにつれて、ドル円も“108.748円”へと反落しています。

もっとも「米国債利回り低下」という状況は、「株式にはポジティブ」と動意になります。
ハイテク株中心として「米主要3指数が反発(NYダウは+188ドル等)」する中、“リスク選好→円売り”がドル円を支え続けています。


◆ “もう一段の下値追い”への警戒は必要だが…?

本日の「米製造業/サービス業PMI」も“小幅低下”が見込まれていますので、「テーパリング期待」はさらに緩む可能性は否めないところがあります。
しかし「米10年国債利回り」が“直近レンジ(1.60-1.70%)”から外れていない以上、このまま低下が進行するかは“甚だ微妙”といわざるを得ないところです。
さらに“200週移動平均線(108.890円)”こそ再び割り込んだものの、“5/12安値(108.552円)”には届いておりません。
すぐ下には“5/7安値(108.337円)”が控えていることを考えると、テクニカル的にはまだ“崩れた”ともいえそうにない…?

“もう一段の下値追い”には十分な警戒が必要ですが、「方向感定まらず」はまだ続いていると見ておきたいところです。
そう考えると、仮に“下押す”局面でもあれば、そこは“買い拾いチャンス”…?


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:109.330(5/19-20高値、5/13~5/19の61.8%戻し水準、+1σ)
上値4:109.221(週足・一目均衡表転換線、100月移動平均線)
上値3:109.108(50日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、50月移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値2:108.991(20日移動平均線、大台)
上値1:108.890(200週移動平均線)
前営業日終値:108.789
下値1:108.631(日足・一目均衡表基準線、ピボット1stサポート)
下値2:108.552(5/12安値、5/19安値、-1σ)
下値3:108.452(3/31~4/23-5/13の61.8%返し、5/3~5/7-5/13の100%返し、ピボット2ndサポート)
下値4:108.337(5/7安値、5/11安値、4/23~5/13の61.8%押し)
下値5:108.044(4/27安値、大台、-2σ、3/31~4/23-5/13の50%返し、ピボットローブレイクアウト)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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