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マネパ為替分析 日刊レポート

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再び「分水嶺」に挑む…!?

2021年05月28日

◆ ドル高・ポンド高→円全面安 - 109円後半へ

まさにその“逆”が示現した…。

 『(予算教書にて)6兆ドル規模のインフラ拡充予算を提案』

この一部報道もあり、昨日は「米10年債利回りの1.60%乗せ」が見られました。
さらに昨日は「英ポンド利上げ観測」も浮上し、“ドル買い”と共に“ポンド買い”も同時進行する展開となりました。
こうして「最も利上げに遠い」と見られる円には“売り圧力”が必然的にかかる格好となり、レンジ上限を突破したドル円は“109.918円”へと駆け上がっていきました。


◆ “上振れ”ともなれば…? - PCEコア・デフレータ

来週初(31日)の「米・英休場(メモリアルデー/スプリング・バンク・ホリデー)」を考えれば、本日が「(実質的には)月末最終営業日」ということになります。
「スポット取引の月内最終応当日」はすでに終えていますので、「新たな資金フロー」が入りやすいとも考えられるところです。

そうした状況下、本日は「PCEコア・デフレータ」が予定されています。
「インフレ目標」としてFRBが見据える経済指標となるだけに、その動向が注目されるところです。
“大幅な伸び(前年比+2.9%)”が見込まれている同指標ですが、“さらなる上振れ”でも見られれば…?あるいは“期待の先取り”が強まれば…?


“110円ライン”には渦高く「ドル売りオーダー」が積み上がっているとされますので、そう簡単ではないのは事実です。
しかし期待は募るばかりです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.553(4/6高値)
上値4:110.478(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:110.155(ピボット1stレジスタンス)
上値2:110.040(3/23~3/31-4/23の100%返し)
上値1:109.958(4/9高値、5/27高値、月足・一目均衡表先行スパン下限、4/23~5/13-5/25の61.8%返し水準、大台)
前営業日終値:109.833(+2σ)
下値1:109.504(+1σ)
下値2:109.400(5/25~5/27の38.2%押し)
下値3:109.240(5/25~5/27の50%押し、日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値4:109.142(50/20日移動平均線、100/50月移動平均線)
下値5:109.036(5/27安値、4/23~5/27の38.2%押し、5/25~5/27の61.8%押し、大台)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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