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マネパ為替分析 日刊レポート

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「米10年債利回り」はすでにレンジ下限…!?

2021年06月07日

◆ 「テーパリング期待」は後退… - 109円半ばへ

反落。

注目の「米雇用統計・非農業部門雇用者数(NFP)」は、“+55.9万人”となりました。
数値そのものは“(前月より)倍増”であり、失業率(5.8%)/平均時給(+2.0%)も“好内容”だったといえますが、“予想を下回った”ことが響きました。
マーケットはこれを“金利選好後退→ドル売り”と捉え、米10年国債利回りが“急低下(1.63%→1.55%)”を見せる中、ドル円は“109.365円”へと値を落としました。
もっとも「米株式堅調」を背景にした“リスク選好→円売り”が下値を支えており、崩れるに至ることはありませんでした。


◆ 基本は「方向感定まらず」だが・・・?

前日の急上昇を打ち消す「往って来い」が入ったことを鑑みると、「方向感定まらず」に回帰した印象は否めないところです。
ただ「次回FOMC(15-16日)への期待」は後退したものの、「米テーパリング期待そのもの」は残存すると見るのが自然でもあります。
このため「決め手に欠ける」と見られる中、さらに先週末(5日)より「ブラックアウト期間」に入ったことで「要人発言による動意」も皆無と見るのが妥当でもあります。
そうなるとテーマのネタとなり得るのは「米経済指標のみ」となる可能性が高く、それでいて「米CPI(10日)」までは主だった指標が見当たらない…?

「米10年債利回り」が“レンジ下限(1.55%)割れ”ともなれば話は変わってきそうですが、そうでない以上は「方向感定まらず」を基本と見たいところです。
それでいて先週末に“同水準手前”まで低下した状況を踏まえれば、目先は「押し目買い」で臨みたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.329(6/4高値)
上値4:110.181(+2σ、ピボット1stレジスタンス)
上値3:110.000(大台、6/4高値後の61.8%戻し)
上値2:109.847(6/4高値後の50%戻し)
上値1:109.751(月足・一目均衡表先行スパン下限、+1σ、6/4高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:109.536(日足・一目均衡表転換線)
下値1:109.326(6/1-2安値、6/4安値、日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線、100月移動平均線)
下値2:109.240(4/23~6/4の38.2%押し、5/25~6/4の61.8%押し、50日移動平均線)
下値3:109.158(ピボット1stサポート)
下値4:109.036(5/27安値、50月移動平均線、大台)
下値5:108.904(日足・一目均衡表先行スパン上限、200週移動平均線、週足・一目均衡表転換線、4/23~6/4の50%押し、-1σ)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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