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マネパ為替分析 日刊レポート

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「PCEコア・デフレータ」で動き出す…!?

2021年06月25日

◆ さらに「年初来高値更新」も… - 膠着変わらず

東京タイムには年初来高値を“わずかに更新(111.104円→111.111円)”したドル円でしたが、“上値の重さ”が払拭されることはありませんでした。
一方で“前日安値(110.603円)”には届かないなど、“下値の堅さ”も健在でした。
このため「111円を挟んだレンジ(膠着)」から抜け出すには至らず、「米10年債利回り(一時1.50%)」「米株式(ナスダック・S&P500は史上最高値を更新)」が共に堅調推移を見せたものの、為替が反応することはありませんでした。


◆ 確認までは“動きづらい” - PCEコア・デフレータ

本日はFRBが最も注目する指標の一つ、「PCEコア・デフレータ」が予定されています。
事前予想は“伸び拡大(+3.6%→+3.9%)”とされていますが、「米5月CPI(10日:+5.0%)」に比べると“低めの数値”ともいえます。
事前予想を上回ると「米利上げ前倒し観測」を背景にした“利回り上昇/株安”が、逆に下回ると“利回り低下/株高”が再燃しかねない分水嶺…。

「日米金融当局の立ち位置の違い(日本が最もテーパリングから遠い)」が鮮明ですので、どちらになっても“大きくは下がらない”と見ている筆者ですが、それでも確認までは“動きづらい(膠着)”…?
同指標を経て“動き出す”を期待しつつ、それまでは“動きづらい(小動き)”を前提に組み立てる必要がありそうです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:111.520(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:111.390(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:111.272(20/3/26高値)
上値2:111.111(6/24高値《年初来高値》、ピボット1stレジスタンス)
上値1:110.950(6/24高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:110.880
下値1:110.689(6/24安値、ピボット1stサポート)
下値2:110.603(6/23安値、+1σ、6/21~6/24の38.2%押し)
下値3:110.414(日足・一目均衡表転換線、6/21~6/24の50%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:110.208(6/22安値、6/21~6/24の61.8%押し)
下値5:110.000(大台、20日移動平均線)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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