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マネパ為替分析 日刊レポート

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「やや上方向」を意識も、基本は「揺れ動き」…!?

2021年07月13日

◆ “リスク選好”優勢… - ドル円堅調

「米主要株価指数(NYダウ・ナスダック・S&P500)」が連日の史上最高値更新を見せたこともあり、昨日は“リスク選好姿勢”が目立ちました。
一方で「デルタ株感染拡大」も顕著であり、“リスク選好一辺倒”といった展開には発展しておりません。
このため「米10年債利回り」は“さらに上昇(→1.37%)”、これに引っ張られる格好でドル円も“110.399円”へと上値を伸ばしたものの、上値の重さも相変わらずといった状況は続いています。


◆ 「米早期テーパリング観測」が噴き出す…? - 米CPI

そうした中、本日は注目の「米消費者物価指数(CPI)」が予定されています。
事前予想は“前月を下回る(前月比+0.5%)”となっていますが、仮に“上回る伸び”を見せるようなことがあれば、「早期の米テーパリング観測」が噴き出してもおかしくありません。
そうなると“1.36%台”で引けた「米10年国債利回り」が大きく動意づく可能性が否めないだけに、注意が必要といえます。


◆ ただ「パウエル議会証言」も控えているだけに…

もっとも明日には「パウエルFRB議長・議会証言」も予定されていますので、米CPIのみで動意づくかは未知数、さらに結果が出るまでは“様子見”となる可能性も高いといえます。

オーダー状況を見ると、“110.10-00円”に「分厚いドル買いオーダー」が散見される半面、「ドル売りオーダー」は“110.50-60円”に切り上がった印象があります。
このため「やや上方向」を意識しつつも、「当該レンジ内での揺れ動き」と見るのが基本といえるかもしれませんね。
越えた際/割った際の急変動を、頭の片隅に残しておきながら…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.921(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:110.846(7/2~7/8の61.8%戻し、7/7高値)
上値3:110.672(7/8高値、ピボット2ndレジスタンス、20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、7/2~7/8の50%戻し)
上値2:110.502(ピボット1stレジスタンス)
上値1:110.428(日足・一目均衡表基準線、7/12高値)
前営業日終値:110.344
下値1:110.179(-1σ)
下値2:110.068(7/8~7/12の38.2%押し、週足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値3:109.980(7/12安値、7/8~7/12の50%押し、+1σ、大台)
下値4:109.851(50日移動平均線、7/8~7/12の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
下値5:109.751(月足・一目均衡表先行スパン下限、7/8~7/12の76.4%押し、-2σ)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:83.248 (週足・一目均衡表転換線、20日移動平均線、日足・一目均衡表基準線、6/11~7/8の50%戻し)
上値4:83.089 (7/6~7/8の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値3:82.857 (7/8高値)
上値2:82.750 (日足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス、7/6~7/8の50%戻し、6/11~7/8の38.2%戻し)
上値1:82.667 (7/12高値)
前営業日終値:82.543 (-1σ、週足・一目均衡表基準線)
下値1:82.347 (7/8~7/12の23.6%押し)
下値2:82.149 (7/8~7/12の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値3:82.011 (7/12安値、7/8~7/12の50%押し、大台)
下値4:81.805 (-2σ、7/8~7/12の61.8%押し)
下値5:81.751 (ピボット2ndサポート)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

155.148 (6/23-24高値)
155.000 (大台)
154.532 (6/25高値)
154.422 (+1σ)
154.242 (日足・一目均衡表先行スパン上限、6/28高値)
154.063 (7/6高値、50日移動平均線、大台)
153.821 (100月移動平均線)
153.435 (20日移動平均線、6/23~7/8の61.8%戻し)
153.359 (週足・一目均衡表転換線、7/12高値)
前営業日終値:153.205
153.067 (日足・一目均衡表基準線、大台)
152.709 (7/8~7/12の23.6%押し)
152.566 (日足・一目均衡表先行スパン下限、20週移動平均線、-1σ)
152.360 (日足・一目均衡表転換線、100日移動平均線、7/12安値、7/8~7/12の38.2%押し)
152.000 (7/8~7/12の50%押し、大台)
151.682 (7/8~7/12の61.8%押し、-2σ)
151.134 (7/9安値)
151.000 (大台)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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